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養父との会話を楽しんでいた。



竜胆「A、この荷物って…てあ、」

養父「?
A、誰やアレ?」

『あ〜、竜胆こっち来』

竜胆「初めまして。灰谷竜胆です」



竜胆はこちらへ来るなり丁寧にお辞儀した。



養父「Aも遂に春来たか?!!
えー、初めましてやん!
灰谷言うたら六本木締めとるっちゅー灰谷か?

ええやんか〜、イケメンやん
Aお前よーやったなぁ!」




連続でどんどん喋るおじぃ
これが関西人特有のマシンガントーク

そして満更でもなさそうな竜胆



竜胆「イケメンだなんて…ありがとうございます
Aとは本当に良くさせてもらってます」

『おい竜胆。照れるな。
んで満更でもない反応しな。こっちが反応に困るわ。

あとおじぃ、私に良い人はおらん。
勝手に話進めるんやめや』



そう言うとしょぼくれる竜胆と
ガッカリした様子のおじぃ



養父「お前はほんま、何時になったら嫁行く想像させてくれるんや…」

『まだ18じゃ』

養父「せやけど今まで1回も浮いた話も無いやんか…」

『あーもー、ほっとけほっとけ
ほら新幹線の時間そろそろやろ。はよ帰り』



養父の部下達に晴臣の紙袋を持たせて玄関まで見送る

養父は晴臣を抱きながら、チラッチラッと効果音がつきそうに振り返って居るがそんなこと知ったことでは無い。



晴臣に、また会おな。と手を振り、おじぃと晴臣達を見送った。

その後、リビングに戻りソファに腰掛ける。



そういえば佐野からの手紙を開けていなかったな…
そう思い手紙を開いた。


中には



《今日の夜23時 東京卍會集会への招待》



そう書かれた紙切れが1枚。

時計をちらりと見て、今が21時
いや行くわけないやん。と思いその手紙を伏せた。



その様子を見た竜胆が

竜胆「東卍の集会いかねぇの?」

と覗き込んで聞いてきた。



『女ひとりで行ってもリンチ合う可能性高いやん。
それだけはごめんやわ〜

普通のご招待の可能性もあるからなんとも言われへんけど』


蘭「行ってみればいいんじゃね〜?」


確かに今後の事も考えると行ってみる価値はあるだろう。
佐野…佐野かぁ…

あぁ、嫌だ嫌だ。
思い出したくない名前を思い出してしまう。



『…行ってくるけどくだらんことやったらすぐ帰ってくる

自分らは……
ついてくる気ぃ無さそうやし、
くつろぐなり帰るなり好きにしてて』


そう言って私は愛車のキーを手に取り、地下の駐車場へと向かった

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作者名:りう | 作成日時:2023年11月4日 14時

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