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とあるビル街の一角にそびえ立つオフィスビル。
その最上階はマンションとしての一室となっており、とある18歳の女性が住んでいた。
『兄弟なんて居なかった…ね』
女性は過去に交わした家族との手紙を改めて呼んでいた。
その時、部屋の玄関からコンコン、とノック音がした。
『入って』
「失礼します」
『で?永田は何の用?』
そう言って入ってきたのは
スーツを着た少しばかりガタイの良い男
名を
「はい。
近々、新参の
それについて各地のまとめ役達が見物に行くとの連絡を頂いております。
日程は10月31日となります。
如何されますか?」
女性は少し考える素振りを見せた。
『明日か、六本木は?』
「灰谷兄弟様もこの抗争を見物しに行くとの連絡を頂いて居ます」
『じゃあ行こかなぁ
おじぃには悪いけど予定できてもーたわって伝えといて』
「承知しました。」
永田が出ていったのを確認し、
時間が遅い事もあり入浴の準備を進めた。
女性の頭の中は明日どうやって向かうか。
それだけを考えていた。
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作者名:りう | 作成日時:2023年11月4日 14時