立海と嫌な女【テニプリ】2

他人に厳しく、自分に甘く ページ22

貴「私は一応気持ち悪いくらいにちゃんとしてる部活に2年半滞在してたのよ。だからちゃんとした発言くらいできる。舐めんなよ？」

莉「別に舐めてるなんて言ってないじゃないですか」

貴「そうかもね、でも貴女の発言の本質を見抜くとなると舐められてるようにしか感じないのよ。」

莉「それは貴女の価値観ですよね？」貴「ええそうよ。だからあくまで一意見、私の意見、私の言い分。だから聞き流してもらっても構わない。だけど言わせないよ。まずは。」

莉「...」

貴「私は面食いよ。基本。だから、貴女が青学レギュラー目当てで臨時マネージャーに立候補したのはまぁ分からなくもない。それに動機はなんであろうと、仕事をしてくれれば私達、というか立海は何も言わない。立候補したからにはマネージャーが何をやればいいかなんて少し調べれば出てくるよ。そんな初歩的...というか常識的なところを欠かしちゃったのが貴女の悪いところ。そんなんだから、足元を掬われる。」

莉「...はい。」

貴「それと、こっからは青学への意見なんだけど」

青学「？！」

貴「アンタら私が山中さんに仕事内容聞いて初めて山中さんが仕事内容知らないのを知ったのよね。あの反応を見るからに。まぁ、乾は例外として...つかここから偏見に入るんだけど、何？ミーハーだからっていう理由だけで皆自分から山中さんに仕事内容教えてないの？そりゃあ山中さんから聞くのが普通なんだけど、それこそ後輩だから多めに見ようよ。それに嫌なら断固として断れ。それが常識だしマナー。せめてもの礼儀。それが出来てなかった時点で、アンタらに山中さんを責める権利は残されてないこと、しっかり理解しな。」

青学「はい！」

莉「A先輩かっこいい...」

立海、青学(怖…絶対喧嘩したくない)

貴「というわけで、山中さんには帰ってもらいます」

莉「私、まだ先輩といたいです〜！」

貴「だめ、帰りな。ここに居ちゃ貴女のためにならない。悪影響の塊だから」

精「おい」

莉「...わかりました。帰ります。あの私、先輩とLINEで繋がりたいです！」

貴「良いけど、あんまりやらないよ？LINE」

莉「ありがとうございます！」

嵐のように去っていった。

え？帰りの交通費？

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