第１話：幽霊と踊る少年３ ページ4
─次の日─
朝、１年C組の教室に小山田まん太が
入ってくると、周りのクラスメイト達が
「どうしたの！？」と心配そうに叫ぶ。
小山田まん太は、頭と腕に包帯をまき、
左目にはあざがあって大けがをしていた。
「…木刀の竜にやられた……。」
まん太が弱々しく呟く。
「木刀の竜ってお前…
なんでまたあんな不良に…。」
「心霊写真とって、…
皆に証拠みせてやろうって思ったんだ…。」
クラスメイトが心配そうにまん太に
声を掛けていく。
「まん太、まじ危ねぇって！
もうやめとけよ…！」
「でも本当にみたんだってぇ…！」
クラスメイト３人はまん太の言葉に
否定する言葉を掛けた。
「…っ全然違うよ…。」
クラスメイト３人がまん太を見る。
「っ僕は見たんだ…
本当に見たんだっ！！！！！」
その叫び声が教室全体に響いた。
「…！」
Aも驚いてまん太達に
視先を向ける。
「まん太……。」
「僕は嘘なんか言ってない……
本当に本当に…っ。」
まん太が震えながら呟く。
と、その時───
「ああ、嘘じゃない。」
「ぇ……。」
まん太が声の主の方へ振り返る。
そこには麻倉葉が立っていた。
「霊ならいるさ。」
スクールバックを抱えながら、
麻倉葉がまん太ににこっと笑う。
「…っ！！」
まん太が涙目で葉をみつめる。
まわりのクラスメイト達は
驚きながら、まん太達を見る。
Aもまん太達を見ながら
驚きの表情を見せる。
「……！！！
(本当だったんだ…‥
じゃあ…あの二人も……。)」
─放課後─
放課後、玄関の下駄箱でまん太が靴を
はきかえていると──
「事情は、墓場の連中からきいた。」
まん太は葉に「なんのことだい…」と
知らないふりをする。
「……小山田まん太だっけ…？
さぁ、いくぞ！」
葉がまん太の手を掴んで
歩き出す。
「ぅわあ！？ちょ…ちょっと待ってよっ！
行くってどこに！？」
「幽霊のとこ。
オイラのじいちゃんが言ってた。
"霊の見える事ができる人間に
悪いやつはいない"って。」
「あっ…あの！！」
少女の声に、まん太と葉が
振り返る。
「わっ…私も連れて行ってもらえませんかっ
その幽霊のとこに…！
私も霊が見えるのっ！」
玄関からAの声が響いた。
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南瓜(プロフ) - 律花さん» あ、すみません。桜餅ですｗ (2014年5月24日 20時) (
レス) id: 52f45ee865 (このIDを非表示/違反報告)
律花(プロフ) - 南瓜さん» お久しぶりです！えーっと…桜餅さん？南瓜さんの方がいいんでしょうか汗これからも宜しくお願いします！ (2014年5月22日 21時) (レス) id: bf9252504a (このIDを非表示/違反報告)
南瓜(プロフ) - 待ってました！俺もまた度々イラスト描かせていただきます！ (2014年5月21日 18時) (レス) id: 52f45ee865 (このIDを非表示/違反報告)
律花(プロフ) - 舞樹さん» 今まで更新停止して本当にすみませんでした…＞＜亀更新かもしれませんが宜しくお願いしますヽ(;´ω｀)ノ (2014年5月19日 22時) (レス) id: bf9252504a (このIDを非表示/違反報告)
舞樹(プロフ) - やっぱり面白いです！更新、頑張ってください！ (2014年5月2日 19時) (レス) id: 3dca770fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：律花 | 作成日時：2014年1月9日 22時
