審神者(仮)ですが???【刀剣乱舞】【ブラコン】

希望 ページ7

譲刃side

暗闇の中に声が聞こえた
懐かしいような大切なような

でもその声に手を伸ばすことは出来なかった

もう戻れない
もう会えない

お互い傷つくことがわかってたから

その声を拒絶した


結局私はひとりぼっちのままなんだ


その時とある言葉が聞こえた


【風斗】


私が戻ってきた目的

会いたかった人の名前

行かないと、ちゃんと伝えないと！

きっとこの機会を逃したら一生言えない

私は精一杯手を伸ばした

「…！
なんで…？」

足が動かない…
動け動け動け動け動け動け動け動け動け！！！！！

自分に鞭を打つように足を叩いた


「なんで動かないの？なんで私はこんなに弱いのっ……！！！」


もどかしい

その時また声がした

懐かしくて暖かくて大好きな声

あー、思い出した
私には待ってくれてる子達がいる

ひとりぼっちじゃないんだ

「みんな、ごめんね」

私は扉を開けた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

碧です
一応作者です。
だいぶ前に書いてた物なのに今なおお読み頂いていて大変恐縮です
学生だった碧も気がつけば社会人3年目に入りました。
時の流れって怖い…
皆さんはコロナ大丈夫ですか？
体調にお気をつけてお過ごしください( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
私の時間軸はその時のままで新しい刀剣男士とかは恐らくこの作品には出てこないです
そこはすみません
もしよろしければ今後ともよろしくお願い致します。
以上碧でした。
2021/9/9

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