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八話(過去編) ページ9
治side
一年最初の夏の頃..
部活にも上手く行かないし何より双子ということで周りが喧しくてイライラして一人で中庭におった時に彼女にあった.....
A)椿〜、はぁ..ほんまどこ行ったんや..あ
やば..目あってしもた、タイミング悪いなぁ
A)あの、椿知りませんか？ そこの方
治)は？..えっとすまんけどその人を知らんわ
こいつ俺らんこと知らんのか
A)あ、そっか、すんません
もぉ..椿が欲しいって言ったから実習のカップケーキとっといたのに
独り言でかいなこいつ変わっとるな..てかさっさとどっか行かんかな
A)しゃぁないわ、常温じゃ放課後までもたんからな
そこの方お礼にコレあげます
治)は？
コイツ明らかにいらんもん押し付けたやろ
そんな得体の知れん奴の食る訳ないやろ
治)いや、すんませ(グゥゥゥゥゥゥ
A)ぷっ、いやすんませんw
気持ち悪かったら食わんでええですからどうぞ、じゃっ失礼します
「元気出るとええですね」(笑顔)
治)え、あ、ちょ！///
行ってしもうた..てか元気ない事バレとったし
てか..綺麗な笑顔やったなぁ
昼休みも終わるし..しゃぁない折角やし食うか
治)は..旨すぎるやろ
見た目は普通のカップケーキなんに何でこんなに美味いんや
しかも何や少し元気出てきた気がするし..あの子何年の子なんやろ
同級生なんかな..
もっかい話したい、
また食べたい
俺はその時自分の中で新し思いができたことに気づいた
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作者名：まっちゅん(´;ω∂`)☆ | 作成日時：2020年11月24日 2時
