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まiしろ 3 ページ30

あ、あれ?
もしかして今私、美少女の家にお呼ばれしてる???



現実を受け止めきれない私に、僕の家ここから近いしね、と笑顔で付け加えてきた



「とってもありがたいんだけど、親御さんは大丈夫なの?」



この子は多分高校生くらい……な気がする、多分
少女の顔には幼さがあった、そこもまた彼女の可愛さを引き出しているんだけど



「僕、一人暮らしだよ?」



なぜ聞かれたのか疑問、とでも言いたげに首を傾げる
その言葉にまたわたわたし始める私を見て埒があかないと感じたのか、ま、来たかったら勝手に着いてきてよ、と言って歩き出してしまった



ここに残されたら最悪野宿だ、どうしよう、と考えるも少女は1ミリも足を緩めずどんどん遠ざかっていく。



ちょっとぐらい振り向いてくれてもよくない?
ちょっとむくれそうになるけど
美少女ハウスor野宿という天地の選択肢を突きつけられた私は、慌てて少女の背を追いかけた



道中、特に会話もせず後ろをついてきたが
ぴたりと少女の足が止まる。



この家かな……?
見上げてつい驚いてしまう。
そこは、こんなに可憐な少女が1人で住んでいるとは思えないほどボロボロな家だった。



少女はその家に向かって進んでいく、この家の横を抜けたら、きっと綺麗な家が見えてくるんだ、そうに違いない。



「はい、ここが僕の家だよー」



そんな私の淡い期待はすぐに潰えた
少女はそのボロボロな家の前で止まるとガチャリとドアノブを捻る



立ち止まったら流石に失礼かな
おじゃまします、と一声かけて部屋に入らせてもらった



どこに何があるかを手早く説明してもらったが、なんというか、各部屋がそれぞれ禍々しいオーラに包まれているみたい



ぽかんと突っ立っていると
足濡れてるし、お風呂入りなよ、と座布団を用意してくれている少女が声を掛けてきた。




あの川、変な状態の時は汚かったしもしかして臭かったかな
美少女の前で臭い自分、めちゃめちゃに恥ずかしい



一刻も早く臭い女を抜け出したい私は少女にうん、とだけ返し急いでお風呂場に向かった。

___________________________________________

作者です!
こちら、り さんのリクエストです!ありがとうございます!!(文字数で入らなかったのでこちらで失礼します、、!)

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設定タグ:2434 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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水桜時 - リクエスト失礼します。卯月コウでお願いしてもいいですか?(できれば学パロで放課後遊びに行く〜みたいな感じで) (2023年4月14日 18時) (レス) id: 9943baf392 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - たまさん» まさか世界平和が訪れていたとは((感想本当にありがとう御座います!めちゃくちゃ励みになります、、! (2021年9月12日 20時) (レス) id: b7184e5adb (このIDを非表示/違反報告)
たま - めっちゃ助かりました。ありがとうございます。最近の荒んでいた心が落ち着いて地は浄化され、川はせせらぎ、風が爽やかに吹き、地球が救われました (2021年9月12日 13時) (レス) id: ba3a5d47c2 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - めっちゃ面白いですね!でもかなかなとガッくんが怖すぎてカッコいいどころじゃなかった……ww (2021年8月19日 17時) (レス) id: a23bff774f (このIDを非表示/違反報告)
景璃(プロフ) - ししゃもさん» ありがとうございます!これからも頑張ってください!待ってます! (2021年8月15日 1時) (レス) id: 4f4ca6d63e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ししゃも | 作成日時:2021年8月4日 22時

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