【HQ】谷地さんの双子の弟ってめっちゃ可愛いってよ！！【男主】

回避30 ページ32

『月島っ!!』





鞄が肩からずれ落ちるくらい走って俺はぜえぜえと息をはく






月島は俺の声に気付き振り返る






「何？」


『何って…お前さ。何に怒ってんだよ』


「…別に怒ってないし」


『嘘つけ。部活辺りから、すっげえ機嫌悪いじゃん…
　……俺もしかしてお前の気にさわるようなことした？」







確かにいっぱい暴言は吐いてしまったが…;;

そんなことでなよなよする奴ではないだろう









「……ちょっとこっち来て」






ｶﾞｼｯと掴まれる腕



『へ？……お、おい』









無理矢理細い路地へとつれ出される








暗くてちょっと不気味だ









『なぁ…こんなとこ早く出よ…っ』






顔の横にある月島の両手


目の前に広がる顔









最近噂の壁ドンってやつだろうか…


あまりのことに声が出なかった





「Aはさ…。鈍感な上に無防備だよね」




自分とはかけ離れた言葉に驚く

俺って鈍感なのか？…んな訳ないと思うけど









「……僕のモノだって思ってた…
　Aが新しい友達を作るのは構わないけどさ…
　妬いちゃうんだよね…やっぱり
　僕以外の男と話したりするのはさ……」







緊張と張りつめた空気がﾋﾟﾘﾋﾟﾘと感じる









『よ、要するに？お前が怒ってる原因って？』


「…嫉妬…ていうかAの事が好き」









はぁぁ!?えっ、ちょ!!
意味わかんないんですけど









『え!?お前の場合友情に嫉妬ってあんだ…びっくり』


「は？」


『だから、友達としてだろ？』









はぁぁっと月島の呆れたため息が聞こえる









「……もういい。口で言ってわかんないなら」


ｶﾞｼっと今度は肩を掴まれた









『え…？』









一瞬で広がる月島の顔


すんっと匂うシャンプーと汗の混じったの香り





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そして……






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唇に感じる温かいナニか









とろけるような感触に…






俺は驚きを隠せなかった





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続編*→←回避29

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