検索窓
今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:9,174 hit

惚気られてみた<黄の場合> ページ19

忘れ物をした彼に物を届けに来ただけだったんだけど、

多分、これは、聞いちゃいけないものを聞いている。



「すぐに照れて真っ赤になっちゃう所とかマジで可愛いの。」

「Aちゃんって小動物っぽいもんねぇ」

「そう!なんであんなに可愛いんだろ〜」



そう話してるのは彼氏のハネルとまさとくんだ。



「こんな話してるの聞いたらきっと照れちゃうんだろうなぁ」



扉の前に居ます。聞こえちゃってます。

じわじわと顔が熱くなるのを感じる。

あぁ、もうやめて…恥ずかしさのあまり少し目に涙まで浮かぶ。

嬉しい、嬉しいけど恥ずかしい。



「あれ、Aじゃん。何してんの?」



そう声をかけてきたのはまりんくん。

ハネルの忘れ物か、なんて呟いてこちらの気も知らずに扉を開ける。

私に気付いた彼がこちらに寄ってきて忘れ物を受け取る。



「あ、ありがと〜!ん?顔赤くない?熱?」



こちらの事情なんて知るはずもない彼に、何でもない!またね!と勢いだけで外に出た。


後日聞いてたことを知り、ニヤニヤとからかってくる彼がいたとか。

惚気られてみた<赤の場合>→←嫉妬されてみた<赤の場合>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
設定タグ:蓬菊 , antsa , 踊り手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:莉斗 | 作成日時:2022年6月11日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。