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誘惑してみた<桃の場合>** ページ17

ピュアで純粋な彼だから、手を出された数なんて片手で数えれるぐらいしか無くて

とても可愛らしく、とても不満だ。

だけど閃いてしまった。なので彼の寝室に侵入する事にした。



「あれ、どうしたんです?」



もうあと寝るだけの状態であろう彼がそう言う。

そんな寝転んでいる彼に近付き跨る。



「なんでもないよ。」

「いや、そんなわけ、」



何か言おうとする彼に口付けて黙らせる。



「んん、…なに、ですか…」


「気付いたんだよね。手を出されないなら出せばいいんだって、ね?」



そう告げるとキスをされ少し乱れている彼の顔が益々赤くなる。

戸惑っている彼に、りおんは何もしなくていいよと言い、彼の首から耳に沿い舐める。



「は、ふぅ…っんぁ、」



とても可愛らしい声を出す彼に我慢が出来ず、服を捲りお腹を指や舌でなぞってみたりする。

しかし彼に力では適わずあっという間に組み敷かれた。



「はぁ…もうだめ、です。俺が、する…」



息遣いが荒い彼がとても官能的で、きゅんとするのが分かる。

思ったのとは少しズレたけれど、これはこれでありだろう。



「随分余裕そうですね…、泣いてもやめてあげないです。」



そう告げニヤリと口を上げ

欲に溺れた彼の目は私を射抜き、それに私も深く深く溺れていく。

嫉妬されてみた<赤の場合>→←誘惑してみた<青の場合>**



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作者名:莉斗 | 作成日時:2022年6月11日 15時

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