4話目 ページ4
-----
---
-
ポアロから工藤邸へ足を運ぶA。
先程のポアロでのやり取りを思い出し赤面しはじめた。
『(･･･っ！いつもの癖で知らない男性に声かけられると警戒しちゃう･･･。
あぁー、嫌な人って思われちゃったかな･･･。ちゃんと謝罪したけど、印象悪かったよね私･･･)』
赤面しながら大きなため息を吐いた。そうこうしているうちに工藤邸の前に着いた。
インターフォンを鳴らしたが反応がない。
もう一度鳴らそうと指を伸ばすと隣の家の玄関先から子供の声が聞こえた。
視線を声がする方向にずらすと、蘭の姿が見えた。
Aが自分から声をかけようとする前に小さな女の子が駆け寄ってきた。
「あ！お姉さんそのお家に用事？」
『え？あー、うん。･･･でも留守みたい。でも』
そう答えた後に、視線を蘭に移した。
蘭が視線に気付き、嬉しそうに駆け寄って抱きしめてきた。
「久しぶりですね！Aさん。お元気でしたか？」
『あはは、元気だったよ〜。蘭も元気そうでよかった。昨夜ニュースで蘭たちが映っていたの見えて心配でココまで来ちゃった』
抱きしめてきた蘭はAよりも身長が高いから、蘭の胸に顔が･･･妙に照れてしまう。
久しぶり会った蘭が自分よりも年下なのに自分よりも大人っぽくなっている姿に少し羨ましく思ってしまっていた。
『そうだ。あのさ･･･留守みたいだけど、まさか昨夜の事件に首をつっこんでいないよね？』
「ああ、そういうわけでは･･･何かの事件を追いかけてるみたいで、ずっと帰ってないんですよ」
苦笑いしながら説明する蘭に、昨夜の事件に関わっているような感じはなく少し安堵するA。
ホッとしていると子供たちが割り込むように入ってきた。
「なぁーなぁー、お姉ちゃんは誰なんだ？」
「蘭お姉さんのお知り合いのようですが？」
興味津々に質問をしてくる子供たちに圧倒されてしまった。
『えっと、私は工藤Aでこの家に住んでいる新一のイトコです。昨夜のニュースを観て蘭たちが映ってたから心配でここまで来たの』
子供たちの目線の高さまで屈み自己紹介をすると、子供たちも自己紹介をして返してくれた。
そして、歩美ちゃんが博士の家のほうを向いて手を大きく振っている。
「コナンくーん！哀ちゃーん！二人ともこっちにおいでよ〜」
歩美ちゃんが手招きをしている先を見ると少年と少女が立っていた。
少年は苦笑しながら、少女はため息をつきながら来た。
『(･･･あ、れ？)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スタミュ ラブ - 作品読みました！凄く好きです！安室さん格好良すぎです！一番好きです！ 続き楽しみです！更新大変かもしれないけど、頑張って下さい！ (2017年6月24日 18時) (
レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
rito83_(プロフ) - えりこさん» えりこ様。コメントありがとうございます（＾＾♪ストックはあるのですが、自分が納得する内容になってから公開するようにしてしまったので更にカメ更新に･･･スミマセン（汗）でも、これからも頑張ります！ (2017年6月6日 22時) (レス) id: 4e9c651773 (このIDを非表示/違反報告)
えりこ - いつも更新楽しみにしています(^^)夢主ちゃんの謎も深まっていて本当におもしろいです！安室さんとの関係の進展も期待しています。更新大変だと思いますが、応援しています（＾ω＾） (2017年6月6日 20時) (レス) id: 2dd62819f2 (このIDを非表示/違反報告)
rito83_(プロフ) - えりこさん» えりこ様。感想有り難うございます。そのように言って頂けるだけでも励みになりますペコリ(o_ _)ｏ)) カメ更新ですが頑張ります(^^♪ (2017年5月23日 20時) (レス) id: 4e9c651773 (このIDを非表示/違反報告)
えりこ - 初めまして。安室さんが大好きなので読ませていただいたのですが、小説の書き方も上手で読みやすくてすごくおもしろいです。続き楽しみにしています(^^) (2017年5月23日 2時) (レス) id: 2dd62819f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リト | 作成日時：2017年5月6日 23時
