23話目 ページ23
『詳しくは教える事が出来ないけど、私も科学者の端くれになったの。ある分野に特化した科学者だけどね。あと・・・新一も知ってると思うけど、私のお母さんが軍事関係に所属している毒の開発と解毒法のスペシャリストだから・・・』
「そういや・・・お前の母さんって科学者だったな、どんな仕事してるかまでは親父たちが教えてくれなかったけどな、ハハ」
苦笑するコナンにAもつられて苦笑しながら『私も最近まで知らなかったんだけどね』と語った。
「つーか、お前いつの間に科学者になってんだよ!それに学校は?!」
『今更何を言っているの?渡米してから飛び級制度使って・・・随分前から仕事してますぅー』
驚いているコナンにAは口を尖らせながら『新一ママから聞いてないの?』という顔をしていた。
「俺、聞いてねぇーぞ」
少し怒り気味でAの頬をつまんだ。
『ちょっと、理不尽なんですけど!なんでつねられなきゃいけないのよ?』
コナンの手を払い、逆にコナンの頬をつねったAはムスッとしていた。
ソファにいる灰原の視線がチラチラと自分たちに向けられている事に気付いたコナンは大きな溜め息を零し、真面目な表情でAにお願いをした。
「A、俺の事を新一って呼ぶのは止めてくれ。普段からコナンって呼んでくれたら助かる」
『バレる恐れを考慮してるのね。これからはコナン君で通すわ』
Aは、コナンからのお願いを受け入れると自分もお願いをした。
『私が科学者だって事は、他の人には伏せてほしい。仕事上、都合が悪いから・・・お願いね?』
Aは、コナンの目の前に小指を出し指切りげんまんをした。
-ブルル、ブルル-
Aはポケットの中のスマホを押さえた。
スマホを取り出すと画面に職場から着信が表示されていた。
『あ、・・・ごめん、ちょっと電話』
Aはコナンの傍を少し離れ『・・・―はい、はい。わかりました』と答えるとすぐに電話を切った。
「どうしたんだよ?」
電話を終えたAはコナンに『ちょっとスマホ貸して』と言い、連絡先を入力した。
『私の連絡先を登録しておいたから』
スマホをコナンに返すと鞄を持ち、博士と灰原のところに行き『急な用事が出来たから、もう帰るね』と告げ、急いで博士の家を出て行った。
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スタミュ ラブ - 作品読みました!凄く好きです!安室さん格好良すぎです!一番好きです! 続き楽しみです!更新大変かもしれないけど、頑張って下さい! (2017年6月24日 18時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
rito83_(プロフ) - えりこさん» えりこ様。コメントありがとうございます(^^♪ストックはあるのですが、自分が納得する内容になってから公開するようにしてしまったので更にカメ更新に・・・スミマセン(汗)でも、これからも頑張ります! (2017年6月6日 22時) (レス) id: 4e9c651773 (このIDを非表示/違反報告)
えりこ - いつも更新楽しみにしています(^^)夢主ちゃんの謎も深まっていて本当におもしろいです!安室さんとの関係の進展も期待しています。更新大変だと思いますが、応援しています(^ω^) (2017年6月6日 20時) (レス) id: 2dd62819f2 (このIDを非表示/違反報告)
rito83_(プロフ) - えりこさん» えりこ様。感想有り難うございます。そのように言って頂けるだけでも励みになりますペコリ(o_ _)o)) カメ更新ですが頑張ります(^^♪ (2017年5月23日 20時) (レス) id: 4e9c651773 (このIDを非表示/違反報告)
えりこ - 初めまして。安室さんが大好きなので読ませていただいたのですが、小説の書き方も上手で読みやすくてすごくおもしろいです。続き楽しみにしています(^^) (2017年5月23日 2時) (レス) id: 2dd62819f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リト | 作成日時:2017年5月6日 23時