ゴブリン達の村 ページ8
リムルは暫くゴブリンと会話していたが、話の流れで村へ訪問することになった。泊まらせてくれるらしい。自信があるのか考え無しなだけか、リムルは彼等の招待を受けた。
彼等は何の用かしらね。
・
私達は道すがら、色々な話を聞いた。
最近彼等の信仰する神がいなくなったやら、神の消失と同時に魔物が活発に活動を開始したやら、森の中に力ある人間の冒険者の侵入が増えたやらと。神というのはこの場合ヴェルドラでしょう。神族は秩序の具象化。消失したのであれば世界に異変が起こる。
ゴブリン達の村は汚かった。第二魔王ムトーの掘っ立て小屋の方がマシ。
私達はその中ではまぁ立派な建物に案内された。腐ったような藁の屋根で、隙間だらけの上ベニヤ板を重ねただけのような壁の建物。これもムトーの小屋の方がマシだわ。
「お待たせ致しました。お客人方」
そう言いながら、一匹のゴブリンが入ってきた。そのゴブリンを支えながら、先程まで私達を案内して来たゴブリンリーダーが付き添っている。
「ああ、いやいや。それ程待っていません。お気遣いなく!」
リムルは何故明らかに格下の相手へ下手に出るのでしょうね。強者が弱者にこんな対応するなんて、銀水聖海では見たことがない。
「大したもてなしも出来ませんで、申し訳ない。私は、この村の村長をさせて頂いております」
そう言って、目の前に茶らしきものを出された。
リムルは茶碗を覆い、私は茶を啜る。美味いか不味いかで問われれば不味いけど、毒がないあたりは誠意を感じるわ。
「で、自分達をわざわざ村まで招待したという事は、何か用事があったのですか?」
リムルはそう切り出した。村長はビクリ、と身体を震わせたが、覚悟を決めた様子でこちらを伺う。
そして言った。
「実は、最近、魔物の動きが活発になっているのはご存知でしょう?」
言っていたわね。
「我らが神が、この地の平穏を守護して下さっていたのですが、ひと月程前にお姿をお隠しになられたのです…。その為、近隣の魔物が、この地にちょっかいをかけ始めまして…我々も黙ってはいられないので、応戦したのですが、戦力的に厳しく…」
成程ね。ヴェルドラが消失したことにより他の魔物に攻められ、敵わないから私達に力を貸してほしい、と。
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ムトーに失礼なこと言ってる…
字数制限が辛い
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まくすうぇる(プロフ) - アルパカさん» コメントありがとうございます。励みになります😊不可侵領海の名は伊達じゃないですね…！ (2023年4月10日 18時) (
レス) id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - エリル強い。流石だ。無理せず更新頑張ってください！ (2023年4月9日 19時) (レス) @page12 id: ed35c69c25 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - あはは…。自分今受験シーズン真っ只中なので、時々しか見られませんが、これを楽しみにもうひと踏ん張り頑張ろうと思います。 (2022年12月27日 16時) (レス) id: ab43b473cb (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - アルパカさん» あばばばば…正直ネタとして置いていたようなものですがこれからチマチマと書こうかと思います。まおがくファンにお会いできるとは嬉しい限りです。 (2022年12月26日 7時) (レス) id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - 最高です。こういうのを待っていました。まおがくの夢小説は少ないのでとてもうれしいです。更新頑張ってください (2022年12月25日 12時) (レス) id: ab43b473cb (このIDを非表示/違反報告)
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