【転スラ】世界を嫌い、魔物を愛する不可侵者【まおがく】 (ページ20)

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移動は迅速にページ20

リグルドは宣言通り、昼までに準備を整えた。

　ドワーフの王国に向かう者は私とリムルとランガ。そして、案内役のホブゴブリン、ゴブタ。他に4人つく予定だったが、大人数はいらない為に下がらせた。

「それで、徒歩で二ヶ月程かかったのよね。私の見立てでは牙狼の足なら3日かかる」
「3日に短縮されるのか。早いな」
「何を言っているのよ。遅いわよ」
「遅い…?」

　思わずため息をつく。場所から場所へ移動するのに3日もかけた事はなく、また牙狼の速度も鈍重で苛つくに違いないから違う方法でドワルゴンに行くつもりだ。リムルを掬い上げ、二匹に声をかける。

「ゴブタはランガの背に乗って、私に手を出しなさい」
「ハイィ！」
「そのまま、ドワルゴンの前の位置を思い浮かべて」

　差し出された手を取り、＜思念通信(リークス)＞の応用で彼の思考を読み取り、ドワルゴンの位置が明確なる。＜成長(クルスト)＞は使えた。＜思念通信(リークス)＞も使える。であれば、

　＜転移(ガトム)＞が使えぬ道理はない。

　次の瞬間、私達は巨大な城壁と門が見える森の中に立っていた。

「さあ、着いたわよ」
「「「えええ〜〜〜〜〜〜〜っ！！？？」」」

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3日短縮されたなら、カイジンやベスターとのやり取りはどうなるのかと思うかもしれませんが普通に原作通りに行きます。瞬間移動は転スラ界では超高難易度に入るのに、まおがくではポンポン使われてるのはある意味ズルイ。