異種族を識る ページ19
ルールの策定の後は役割分担。
村の周囲の警戒を行う者。
食料を調達に行くチーム。
村での生産用の素材を集めに行くチーム。
家や、道具類等を整備する者達。
村の警戒は、"思念伝達"とやらの可能な嵐牙狼族の余りの者に行わせるらしい。7匹いたが、ランガがリムルにべったりだから残りの6匹にやらせていた。
細かい割り振りは元村長であるリグルドに任せている。
「リグルド!君を、"ゴブリン・ロード"に任命する!村を上手く治めるように！」
らしいことを言っているけど、要は丸投げ。とは言えこういった類の事はやったことがないらしいし、下手に手出しして大失敗するよりはいい。適材適所という言葉がある。筋骨隆々になったリグルドもやる気は充分のようだ。
「うむ。任せた!で、家を建てる様子を見ていたが、下手だな」
「作らないほうがマシね」
「お恥ずかしい話です…。今までは、そこまで大きな建物など必要で無かったもので…」
そもそもその大きくない建物も、ムトーの掘っ立て小屋の方がマシなレベルだった。期待するだけ無駄と言うことだ。
「ふむ。まあ、大きくなったしな。あとは、衣服関係だが…ちょっと露出が酷すぎる。調達出来ないのか?」
「あ!今まで何度か取引をした事のある者達が居ります。その者達からならば、衣服の調達なども行えるやもしれませぬ!それに、器用な者達なので、家の作り方も存じておるやもしれませぬ!」
＜
「なるほど。行ってみるのもいいかも知れないな。で、何で取引していたのだ?金か?」
「いえ、冒険者の身包みを剥いだ金銭等も多少はありますが、放置してあります。金よりも、物々交換や雑用で物資を工面して貰っておりました。我らの道具は、その者達に用意して貰ったものなのです」
「ほう。で、何ていう者達だ?」
「ドワーフ族です!」
その言葉を聞いた途端、リムルが興奮した。
「あら、知ってるの?」
「一応、かな。ただ俺が知ってるのと合ってるかは限らないけど」
「へえ」
「行ってみる。リグルド、準備は任せても良いか?」
「!!!お任せ下さい!今日の昼には、全ての用意を整えましょう!!!」
ドワーフ族は亜人種だけど、結構な大きさの街らしい。王が治めているとあれば、決して小さくはないのだろう。魔物が入っても何も言われないということは、余程力に自信があると見てもいいのかしら。…まぁこんな世界じゃたかが知れているだろうけど。
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まくすうぇる(プロフ) - アルパカさん» コメントありがとうございます。励みになります😊不可侵領海の名は伊達じゃないですね…！ (2023年4月10日 18時) (
レス) id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - エリル強い。流石だ。無理せず更新頑張ってください！ (2023年4月9日 19時) (レス) @page12 id: ed35c69c25 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - あはは…。自分今受験シーズン真っ只中なので、時々しか見られませんが、これを楽しみにもうひと踏ん張り頑張ろうと思います。 (2022年12月27日 16時) (レス) id: ab43b473cb (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - アルパカさん» あばばばば…正直ネタとして置いていたようなものですがこれからチマチマと書こうかと思います。まおがくファンにお会いできるとは嬉しい限りです。 (2022年12月26日 7時) (レス) id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - 最高です。こういうのを待っていました。まおがくの夢小説は少ないのでとてもうれしいです。更新頑張ってください (2022年12月25日 12時) (レス) id: ab43b473cb (このIDを非表示/違反報告)
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