ペア作り ページ15
明けて翌朝。
リムルが一晩考えて思いついたのが、ゴブリンに牙狼の面倒を見させる作戦らしい。
戦えるゴブリンの総数は74匹。昨日の戦いでは負傷者はいない。強いて言うならカスリ傷程度。
牙狼族の生き残りは81匹。負傷した個体もいたが、リムルの回復薬ですぐに治癒した。ゴブリンよりも治癒力は高いみたい。
リムルが起きてきたゴブリン達を整列させ、その横に牙狼族を呼び寄せた。
「えーと、君達。これから君達には、ペアとなって一緒に過ごして貰う事になります!」
皆リムルの言葉を待つという意思を見せ、物音一つさせまいという感じにこちらを見つめている。そこに否定の色はなかった。
「意味は判るか?取り合えず、二人一組になってくれ!」
リムルがそう言った途端、ゴブリンと牙狼達が隣に座る者同士視線を交わし合い二人一組になっていく。魔物というのは己以上の強者に随分と従順のようね。それとも弱くて知能が低い故かしら。
ぼんやりと様子を眺めていると、辺りがざわついた。
「村長、お前らを呼ぶのに不便だ。名前を付けようと思うが、いいか?」
リムルがそう言った途端、周りで見物していた、非戦闘員のゴブリン達も一斉に彼を見つめていた。確かに一度も名前を聴いていない。魔物であるからこそ名前という概念が存在しないのか、それとも、特別なものである故か…反応を見る限りは後者。
「よ、宜しいの…ですか?」
おそるおそる、といった感じで村長が問う。
「お、おう。問題ないなら、名前をつけようと思う」
リムルがそう言い終わった途端、固唾を呑んだようにこちらを覗っていたゴブリン達から歓声が上がった。どうやらこの世界においての名前はかなり特別なものと思っていいのかもしれない。とはいえ、魔物のみに置けるかもしれないが。
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まくすうぇる(プロフ) - アルパカさん» コメントありがとうございます。励みになります😊不可侵領海の名は伊達じゃないですね…！ (2023年4月10日 18時) (
レス) id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - エリル強い。流石だ。無理せず更新頑張ってください！ (2023年4月9日 19時) (レス) @page12 id: ed35c69c25 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - あはは…。自分今受験シーズン真っ只中なので、時々しか見られませんが、これを楽しみにもうひと踏ん張り頑張ろうと思います。 (2022年12月27日 16時) (レス) id: ab43b473cb (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - アルパカさん» あばばばば…正直ネタとして置いていたようなものですがこれからチマチマと書こうかと思います。まおがくファンにお会いできるとは嬉しい限りです。 (2022年12月26日 7時) (レス) id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - 最高です。こういうのを待っていました。まおがくの夢小説は少ないのでとてもうれしいです。更新頑張ってください (2022年12月25日 12時) (レス) id: ab43b473cb (このIDを非表示/違反報告)
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