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「ナナリーは勉強より、絶対女子力つけたほうがいいわよね」
『･･･ま、必要最低限は付けた方がいいよね』
ベンジャミンの言葉に多少は同意。でもそもそも女子力とは何ぞや。
「それより二人とも、大食堂の朝ご飯、早く食べに行かなきゃ時間ないわよ」
「嘘っもうそんな時間？」
『急ぐ？』
ベンジャミンの言葉に、ナナリーはニケの手から頭を離す。
まだ梳かし終わっていない、とニケが不満げに言ってたけれど、僕からしたら充分だと思う。
完全な黒じゃないナナリーの焦げ茶色の髪は、お陰さまでツヤッツヤ。
持つべきものは女子力溢れる友達だね。
「んーおいしい」
四人で歩いて、大食堂に着く。
そこは食堂に「大」がついているだけあって広い所だった。朝食時には色々な学年が入り交じっていて、最高学年から最小の僕達までと多いから丁度いい。
料理はバイキング形式で、好きな物を皿に取ってから自由に席へ着く。テーブルは横長で六、七人は座れるくらいで、それがいくつも規律よく並んでいた。
僕達は野菜や主食を皿に盛ると、大食堂の扉の近くの空いている席に座る。
天井は硝子になっていて、島の空がよく見えた。
開放感があって良い。
「ベンジャミン！ それ私が持ってきたやつ！」
「早く食べないからこうなるのよーん」
「こンのやろう！」
「ちょ、汁飛ばすんじゃないわよ！」
『こら、ベンジャミン。食べたいのならちゃんとナナリーに許可とってから食べなよ。勝手に食べたら誰でも怒る』
「アスタリアがお母さんに見えたわ」
『誰がお母さんだ』
兎鳥の揚げ焼きを鋭利な食器でブスリと刺す。僕とナナリーの好物だ。
兎鳥と言うのは、長い耳の生えた水色の鳥の名前。
毛色が水色の理由は、あまりにも人間や他の生き物から狙われるため、敵から見えにくいように空の色と同化するように進化したため、なのだそう。
兎鳥もたいへんだ。生きるためにこんな色になって。
それにしても生物の進化は凄いねぇ。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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まくすうぇる(プロフ) - みいちいさん» え･･･あ、ありがとうございます！そんなことを言っていただけるなんて感謝感激です！(泣)（うふふ･･･更新意欲がまたわいちゃうかも）←キモ(( (2020年2月22日 23時) (
レス) id: db32ad90f1 (このIDを非表示/違反報告)
みいちい - この小説を書いていただき本っっ当にありがとうございました!!とっっても面白かったです!! (2020年2月22日 20時) (レス) id: e1040108a0 (このIDを非表示/違反報告)
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