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二年経った。
魔法型による魔法の授業にも、随分慣れてきた。
成績も今のところ凄く良い。(だってナナリーに教える時があるから)僕もナナリーも『さすがヘル達だな！』とほめて貰った。
定期的なこの魔法試験は、いつどんな時でもみんなが気を抜かないようにと実施されていた。
成績はちゃんと数字になって貼り出されるので、自分が上位に食い込んでいるのかは一発で分かる。
そして今回はただの筆記試験で、実技のほうはなかった。魔法陣の定義だとか、図解だとかそんな問題で、いつも予習復習を欠かさない僕には出来ない問題じゃなかった。むしろ簡単。
･･･最近実は騎士になりたいと思っていたりする。騎士になってナナリーを守りたいから。
「また二位！？」
『三位だ』
「どんまい。でも二位なんて凄いじゃない。アスタリアも三位なんて驚いたわ。じゃあ私は教室に行ってるわね〜」
励ましの言葉をナナリーにかけると、ニケは綺麗な二つ縛りのブロンドを揺らして、隣の教室に消えていった。
「そんなぁ」
ナナリーが溜め息を吐く。
ハラリ、と肩からナナリーの気持ちを代弁するように、水色の髪の毛が落ちた。
ナナリーはどんなに頑張ってもなぜか一位にはなれていない。万年二位状態になっている。
毎日一緒に頑張って予習復習もしているし、分からない所は分かるまで追究して、ニケやベンジャミンにも『いっそのこと勉強と結婚すればいい』とワケの分からない結婚のアドバイスを貰うくらい必死にやっていた。
でも、それでも一位になれないのはやっぱり勉強が足りないのかもしれない。……なんてナナリーがこの前朝食の時にこぼしたら、ベンジャミンからは『それ以上寝台の上で氷を作ったら私の火で炙るわよ』と脅されてた。
「二位、二位」
廊下に貼りだされた試験の結果の紙。順位は全員分貼りだされている。 十位までなどという、なまっちょろい発表ではない。三教室合わせた150人分の結果。
ナナリーは順位表の前で項垂れる。周囲に放ちだす負の禍禍しい気配に、他の生徒が避けて教室に入っていった。
『ほら、いくよ』
「あ〜あぁ」
いつまでも貼り紙の前で項垂れていても仕方ないから、早々に教室の中に入る。中に入ればいつもと変わらぬ光景が広がっていて、ナナリーがあぁそういえば私の成績もいつもと変わらなかったなアハハ、と自暴自棄に陥ってしまっていた。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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まくすうぇる(プロフ) - みいちいさん» え･･･あ、ありがとうございます！そんなことを言っていただけるなんて感謝感激です！(泣)（うふふ･･･更新意欲がまたわいちゃうかも）←キモ(( (2020年2月22日 23時) (
レス) id: db32ad90f1 (このIDを非表示/違反報告)
みいちい - この小説を書いていただき本っっ当にありがとうございました!!とっっても面白かったです!! (2020年2月22日 20時) (レス) id: e1040108a0 (このIDを非表示/違反報告)
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