【A3!】監督の弟じゃなくて、妹です。

第31話 ページ36

｢起きろ、桜彩｣


『左京兄、今何時だとお思いで？』


｢6時｣


『何で起こしてくれなかったの！？



って、まだ6時か、ビビった…』




ばっと起き上がり、立つと天井に頭をぶつけた



そうだ、狭いんだった……





｢はぁ、朝食もあるからはやくしろよ｣



『あ、はい』





そう、臣さんの朝食はめっちゃくちゃ美味しい


最高級に美味しい




いづ姉の一日目のカレーより美味しい(ていったらころされそう)







左京兄の料理もシンプルだけど美味しいんだよね






｢あ、桜彩ちゃんおはよう




今日時間あったら冬組の稽古来ない？


桜彩ちゃんの意見とか聞いてみたくて…｣






私の意見か…



頼りになるかな？





｢多分丞も気になってるとおもうし、まあ、僕も気になってるんだよね…



どうかな…？｣





『…いいですよ、私も紬さんと丞さんの演技とか他の人の演技を見てみたいので…！』






冬組はミステリアスな人達が揃っているし、早いうちに見たいって思ってたから




まあ、皇さんのとかも気になるんだよな…





｢あ、稽古見てもいいですか？



どんな感じなのか知りたくて…｣




祐叶ってこんな真面目だっけ←



久しぶりにこんなやる気のある顔見たぞ





｢うん、全然いいよ！


えっと、咲和君だっけ？｣



｢あ、祐叶でいいですよ｣



｢じゃあ、祐叶君って呼ぶね！｣






紬さんはあの一瞬で見た限り、凄く繊細な演技をする人だ



手の動き1つ1つがとても綺麗だし、感情を込めるのもうまい






それに対する祐叶は、どんな演技なのか




そういえば、祐叶と蓮琉、菜紬の演技を見たことがない…




先にそっち見てみたい…






｢桜彩ー、祐叶ー！


行こうよ！！｣



『あ、菜紬、今行く！』






少し紬さんに頭を下げて、玄関に向かった



そこには、咲也先輩と真澄、そして、万里さんもいた






…少し思ったことがある









人数多すぎだろ。

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皇 天馬

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