【A3!】監督の弟じゃなくて、妹です。

第10話 ページ11

最後は冬組…





｢…すぴー……ぐう…｣





…んと、寝ている人が



ここで寝てて体痛めないのかな…






｢あらら、また寝ちゃってる



あ、監督さんの妹ちゃんだよね？



僕は雪白 東、東でいいよ



それで、寝ちゃってるのが、御影 密ね





あと…あの上機嫌なのが有栖川 誉



誉は詩人なんだよ｣






なんか初めてちゃんと妹って言われた様な…






まさか、詩人さんまでいるとは




冬組はミステリアスな人が多いのかな。





『立花 桜彩です！よろしくお願いしますm(*_ _)m




あれ、そういえば、リーダーさんは東さんなんですか…？』





｢違うよ、リーダーはもう一人と今庭にいるよ



あの二人は演技好きだからねー…






今日、演劇を見にいったらしくて、それについて話したいって帰った直後に庭に行ったきりなんだ




呼んできてもらえるといいかも…｣






…すごく仲良くなれそうだな




演技好きって所は私も一緒だし






そう思いながら、庭に出てみた



そこには、熱く討論してる二人がいた





｢ここはこうじゃない？｣



｢こうだったから、あそこの場面はこうなるだろ｣




｢１回試しに演じてみる？｣






そう言った後、紺色の髪の人と筋肉質の人は演技をはじめた




二人の演技はとても繊細で綺麗だった





その演劇は、この前リハを見学させてもらった劇場の劇だった





１回見た劇は結構覚えている




…ストリートACTみたいな感じのノリで入ってみようかな







二人が演じていたのは、少し主人公の気持ちが複雑になる所



そこは、主人公と親友の1人、そして、恋人の三角関係が分かるところ





恋人の気持ちも大事になってくる場面である






｢…僕はアイリスが…好き｣



｢トウマ、本気で言ってるのか、、、？｣



｢あ、あのさ、、、｣




『…スイ、トウマ？どうしたの…？』





｢｢…え、だれ？｣｣





『初めまして、立花 桜彩です』

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