【文スト】太宰治の妹は無気力です

第参拾壱話 ページ38

｢…この船から出たら、全部話すよ



で、まだやる事あるから、敦君と鏡花ちゃんを助けてあげて｣




僕には、誤魔化したように見えた



何で…？




何で僕には話してくれないの？




『…そうやってまた誤魔化すんだ』




兄さん、僕はそんなに頼りないんですか




｢頼りあるから頼んでるんだよ、碧祈に


私のじまーんの妹だからねっ( • ̀ω•́ )✧



それに、もうちゃんと言わなきゃって思ってるから


これまで言わなくてごめん｣




久しぶりに兄さんが謝ったと思った





〜っ！



もう、そんな事言われたらやるしかないじゃん




ほんと、めんどくさい




『はやく帰ってきてよ、兄さん』



｢っ！！


分かったよ、碧祈｣((ﾆｺｯ




兄さんも変わったな…



そんな事を少し思った




ま、とりあえず助けて帰って寝よう



よし、そうしよう





『敦くーん？


え、どこいるのー』




もう歩くの疲れました



独歩さんの所戻ろうかな…




とりあえず、下の方に来てしまったので、階段を上って、外の方に出る事にしたんだけど





なんか、誰か戦ってる…？




待て待て待てっ！！


天井崩れるっ！！




『うわぁぁぁっ！！


あ、外出れた』





外に出ると、敦君と鏡花ちゃん、そして、、、





龍君がいた






こんな時に会っちゃったか…





『敦君、鏡花ちゃん、2人で独歩さんの乗ってるボートで此処を離れな



僕は、大丈夫だから』





今、龍君はどんな顔をしているんだろう



ごめんね、、、






僕が弱くて、君に顔を見せないで


なんにも言えなくて




逃げてしまうことを






『異能力 模倣音狐


変化』





後は任せるよ、音狐さん



僕は、音狐さんに意識を任せた







その後、何があったかは覚えてない

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