【文スト】太宰治の妹は無気力です

第弐話 ページ3

少年、いや、中島敦くんは孤児院出身ならしい




扱いが酷かったらしく、この前追い出され、行き場所もなかったそうだ





うん、これは酷いなぁ



でも、裏がある気がする






｢てか、なんでちゃっかり太宰兄妹も食べているんだ！！｣




あれ？


だって、独歩さんの奢りでしょ？




あれ？独歩さん、食べてないじゃん





『独歩さんは食べないの？


糞野郎に奢る必要はないよー？』





｢さっきから、糞野郎、糞野郎って酷くない！？


碧祈、お兄ちゃん泣いちゃうよ！？｣




『せいぜい泣いてろ


自 殺マニアの糞野郎が』




｢俺は別にいいがな


予定がくずれるんだよ！！



あぁ、折角計画立てたのに…｣





がっかりしながら、独歩さんが言う



んー、独歩さんの計画は秒単位で細すぎるからなぁ…





｢敦くん、これを見てよ！！


国木田くんは、理想が高いんだよー！




ここに理想の女性まで書いているんだよー｣




｢太宰ぃ！！返せ！！


おいっ！！｣





２人で独歩さんの手帳の取り合いをしていた



どっからそんな元気が出てくるんですか…





｢ご馳走様でした！！｣




何枚もの皿が積み重なっていて、


とても満足そうにしていた敦くん





そんな細い身体でこんなに量を食べれるとは…




よっぽどお腹空いてたのかな？





『ここのお茶漬け美味しかったね！



また、食べに来ようね！』




｢えっ、でも、もう会う機会はないのでは？｣




『え、あのアパート住んでるんじゃないの？』




｢あ、アパートって？｣





あれ( ´･ω･`)



敦くんは、武装探偵社の1人じゃないの？






｢ていうか、太宰さん達は何者なんですか？｣







…とんだ勘違いをしていた







『ぼ、僕は、敦くんが武装探偵社の一員だと思ってたんだよな…』





｢ぶ、武装探偵社！？



って、あ、あの！？｣





｢そうだが、どうした｣




｢ええええええええ！？｣





｢そして、もう探偵社の一員だよ！敦くん！｣





｢はぁぁぁぁぁあああ！？｣









兄に聞いた話だと、なんか敦くんは虎に追われてる？とかそんな感じらしい






え、なんで僕が知らないか？









お茶漬けを食べたあと、あるものにとりつかれました







そう、眠気です









眠気には勝てないのでs・・・( ˘ω˘ ) ｽﾔｧ…

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