第拾御話 ページ16
『え、どうしたの！？』
そこには、大怪我をした谷崎兄妹がいた
今、晶さんが治療中なのだけれど
てか、敦くんも倒れたって聞いてたけど、傷治るのはやいんだ…
異能力のお陰なのかな
てか、ほんとに気に食わないのが兄
いや、別にいいんだけどさ
お前はほんとに何をやってるんだ
｢んー？どうしたの？碧祈｣
『何でもない』
ま、敢えて口には出さないけどね
いつもの事だった
兄が何を考えているのか分かんないのは
聞いても教えてくれないから、僕も知ろうとはしない
そんな事で壁を作っている気がした
でも、いつか
いつか、心から兄が好きだと思える時が来るって信じてる
・・・筈だ
『んで、敦くんさ
誰がやったか覚えてる？』
そう聞いた瞬間、敦くんの顔が強ばった
相当憎んでいるみたいだった
そりゃそうか
潤くんやナオミちゃんをこんなにされたんだ
僕だったら、許さない
そう思っていると、敦くんが口を開く
｢…芥川｣
『え・・・？』
い、今、芥川って言った？
嘘でしょ…？
｢っ！！小僧、まさか
芥川に会ったのか！？
あんなに気をつけろと言ったのにっ！！｣
え・・・
まさか、
『あ、芥川って、、、』
｢芥川 龍之介
ポートマフィアの1人だ
彼奴は裏社会の中でも危険なやつだ｣
ちがう
そんなんちがう
だ、だって、あんなに優しい人がだよ？
龍くんな筈ないっ…
僕は、龍くんも
中也さんも
敵になるなんてやだよ
((ﾀﾞｯ
｢おいっ！？碧祈っ！！
どこ行くんだっ！！｣
僕はいつの間にか、探偵社を飛び出していた
もう、何も信じられない
((ｺｹｯ ｽﾞｻﾞｧ
いって…
ただひたすらに走っていて、全然段差気づかなかった
なんで、こんな所で転ぶかな…
てか、さっきので足捻った
もうやだっ…
｢大丈夫ですか？｣
手を差し伸べてくれている人がいる
誰だろ…ま、どうでもいい
僕は、思わずその手を払ってしまった
『すいませんっ…』
((ﾊﾟｼｯ
｢足、怪我してるみたいですし、ほっとけませんって、碧祈ちゃんじゃん｣
あぁ、なんでこんな時にいるの
ねぇ、中也さん…
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芥川龍之介
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文スト、とうらぶ好きの審神者夜霧様 - 太宰さんは首領のことを【森さん】と呼びます…中也は紅葉のことを【姐(あね)さん】と呼びます (2019年2月15日 6時) (
レス) id: aa64b13255 (このIDを非表示/違反報告)
-kanade-(プロフ) - 通りすがりさん» ご指摘ありがとうございます、見直して、訂正させてもらいます(〃．．)) (2018年1月9日 12時) (レス) id: d523633156 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - 過去編の全話、叔父さん表記だから親戚の叔父さんが犯人だったのかと思ったら普通の世間一般の"おじさん"の事でしたか(笑)。
叔父さん表記だと親戚の叔父さん認識になると思うので…おじさん表記、或いは小父さん表記に直しておいた方がいいと思いますよ？(^_^;) (2018年1月9日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
-kanade-(プロフ) - 灰神楽さん» 本当ですか、、、？確認してみます！ありがとうございます(*- -*)すごいマイペースですがこれからもがんばります！ (2017年8月26日 17時) (レス) id: d523633156 (このIDを非表示/違反報告)
灰神楽 - 面白かったです！でも、途中から僕の名前が認識されてなくって蒼祈になってました！僕の不注意だったら申し訳ありません。 (2017年8月21日 18時) (レス) id: 322a09aa57 (このIDを非表示/違反報告)
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