キミに捧げる花束を (ページ11)

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ムラサキツユクサ - orange - ページ11

｢Aちゃーんっ ♪｣

｢もうっ呑みすぎですよ丸山先輩っ｣

丸山先輩は会社の先輩

仕事してる時は厳しいけど

普段いつも優しくしてくれる大好きな先輩

｢んふふ二人でご飯嬉しいねんっ♪｣

｢Aちゃんの事好きやから～ ♪｣

｢分かりましたって(笑)｣

こんなキザな台詞も誰にでも言えちゃう人だから

少し恥ずかしくなってしまう

｢…本気やで？ホンマに好きやの。女の子として。｣

｢っ、もう、何言ってるんですか！｣

｢俺のこと男として見てへんのは分かってる。けど、これから少しずつそういう風に見てほしい。｣

大好きな先輩だけどそれは…

｢…ごめんなさい。先輩は先輩としてしか見れないです。気持ちは凄く嬉しいです。でも、ごめんなさい。｣

｢…うん、せやんな。困らせてごめんな？｣

｢いえ、…ご飯食べましょ？｣

｢んーっ今日は沢山飲むでぇっ｣

気を使わせてごめんなさい

こんな私を好きになってくれてありがとうございます

先輩は誰よりも大好きな先輩です。

ムラサキツユクサ - 尊敬しているが恋愛ではない