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60話 説明 ページ16

成瀬「実はあたし…禰豆子ちゃんと同じなの」

炭治郎「…同じ?」

成瀬「まあ完全に同じって訳ではないんだけど、あたしも鬼なの。」

炭治郎「!?え…でも匂いは人間だぞ!?」

成瀬「まあね、今は人間だから。」

炭治郎「今は??どういうことなんだ?」

成瀬「簡単に説明すると、あたしは人間と鬼…自在に変化できるんだよ。今は朝日が出ているし、人間化状態。さっき炭治郎の怪我を治した時は鬼化状態って感じ。
だから匂いも気配も髪色も瞳の色も違ったってわけ。」

炭治郎(信じられない、そんなことが可能なのか!?)

成瀬「まあ…こんな話信じられないとは思うんだけど事実なの。なんでこうなったのか…あたしにも理由はわからない…
けどあたしも無惨に鬼にされた被害者であり、無惨を倒したいって思ってる。だからこうして鬼殺隊に入った。」

炭治郎「…俺は信じるよ、鎖羅からは嘘の匂いがしない。それに禰豆子のことも黙認してくれた…だから俺は鎖羅のことも秘密にする!」

成瀬「!…ありがとう。
そろそろ珠世さん達のところに行こっか。禰豆子ちゃんが心配だし」

炭治郎「!そうだった!行こう!!」








炭治郎に自分のことを打ち明けた成瀬


初めは驚いた炭治郎だったが


成瀬の真剣な表情と、ウソ偽りの無い匂いで


信じると決めたようだ。







その後2人は、屋敷に戻り


珠世さんに呼ばれるがまま、地下へ向かった。









地下へ着くと、禰豆子が炭治郎と成瀬に順に抱き着くが


すぐに珠世の元へ戻り抱きしめ、


愈史郎の頭をなでようとしていた






珠世「先程から禰豆子さんがこのような状態なのですが…大丈夫でしょうか」

炭治郎「大丈夫です、多分二人のことを家族の誰かだと思っているんです。」

珠世「?しかし禰豆子さんのかかっている暗示は人間が家族に見えるものでは?私たちは鬼ですが…」

成瀬(暗示???)

炭治郎「でも禰豆子は人間だと判断してます。だから守ろうとした。
俺…禰豆子に暗示かかってるの嫌だったけど本人の意思がちゃんとあるみたいで良かっ……!」

成瀬「!!珠世さん?!」

珠世「…」ホロッ(泣)

炭治郎「すみません!!禰豆子禰豆子、はなっ、離れるんだ!!失礼だから!!」

珠世「…ありがとう禰豆子さん…ありがとう」ギュッ

炭治郎「!!」(慌)

成瀬(大丈夫そう…?)




しばらくの間


珠世は禰豆子を抱きしめていた



他3人はただ、それを見ているだけだった。

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Rita(プロフ) - さゆゆ☆さん» 初めまして、コメント・ご感想ありがとうございます!お気に召されたようで何よりでございます、今後もよろしくお願いいたします。 (2020年7月12日 12時) (レス) id: 3858d2e692 (このIDを非表示/違反報告)
さゆゆ☆ - すごく面白かったです!更新楽しみにしてます! (2020年7月12日 9時) (レス) id: d3743951ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rita | 作成日時:2020年7月5日 10時

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