進展 ページ10
｢美味しい…。｣
｢だろ？｣
聞いたところ、2人は甘い物が好きらしい。だからこのお店知ってるんだ…。
すると松田さんの携帯から着信音が。
｢呼び出しか？…もしもし。あ、了解っす今行きます。｣
｢陣平ちゃん呼び出し？｣
｢ああ。けど萩原はここに居ろ。｣
ｻﾂ人事件だとよ…。と耳元で萩原さんに伝えてから荷物を持って立ち上がった。
｢アクセル全開で行ってこい！｣
｢おう。｣
萩原さんと一連の会話をしてから、松田さんは慌てて外に出ていった。
萩原さんと2人きりになっちゃった。
｢ま、松田さん。大丈夫なんでしょうか。｣
｢え？あ、ああ。大丈夫大丈夫！陣平ちゃんああ見えてすげえからさ！｣
｢それなら良いんですけど…。｣
｢つか、今は陣平ちゃんじゃなくて俺の事見てよ。｣
｢え、。｣
気まずくて逸らしていた顔を萩原さんに向けると、萩原さんは眉を下げて顔を真っ赤にしていた。
｢な、なんてな！笑ごめんね？｣
その言動が可愛く見えて、、、。ふわふわした幸福感があって、、。少し悔しい。
｢し、仕方ないですね。特別に今は、萩原さんだけ見てあげます。｣
｢え、、。｣
今度は萩原さんが驚く番だった。まるで茹でダコのように顔を赤くして目を瞬きさせ、それを隠すように頭をかいた。
｢Aちゃんには敵わないね笑｣
｢萩原さんが悪いんですよ。ずるいこと言うから。｣
｢ずるっ…?!｣
｢なんちゃって。そろそろ会計しちゃいましょうか。｣
｢Aちゃんさあ〜……。｣
謎に頭を抱えながら財布を出して会計を済まそうとする萩原さんの腕を掴む。
｢へっ…？｣
｢割り勘です。お互いに自分が食べた分だけ払いましょ。｣
｢…だーめ。ここは俺が払うの。｣
｢駄目です。｣
｢良いから。｣
埒が明かないと思ったので、渋々奢ってもらうことにした。まあまあ高かったし。
そして萩原さんの運転する車で家まで送ってもらうことになった。
終始無言だったけど、別に苦ではなかった。
そして家に着いたので、シートベルトを外し車から降りる。
｢ありがとうございました。わざわざ送っていただいて。｣
｢Aちゃんの為なら良いってことよ！｣
そしてこのナンパ警察への今世紀最大の仕返し。
｢松田さんが言おうとしてたのを必死に誤魔化してましたけど、きちんと聞こえてましたよ。｣
｢ん？！｣
｢私、萩原さんからの言葉待ってますから。｣
その晩。とある花屋の娘が部屋のベットで羞恥心に悶えていたとか…。
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甘川カズ子(プロフ) - 77人！！うれしーー！！！！！😭🙏✨ご愛読下さりありがとうございます！！！！！！ (4月19日 1時) (
レス) id: 5770e5aa96 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 44人お気に入り登録ありがとうございます！！！めっちゃ嬉しくて割と本気で自分の目を疑いました、、。ところで皆さん、、、。コメントくれてもいいんですよ？？？？ (1月8日 15時) (レス) @page38 id: e3a40aaa28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘川カズ子 x他2人 | 作成日時：2023年11月13日 23時
