緊張 ページ46
"少し歩こうか"という萩原さんの提案により、私たちは手をつないだまま足を進めた。
萩原さんに申し訳ないが、正直イルミネーションどころではない。
萩原さん、、、。これも策略というやつなのだろうか。ここまできてこんなことを考えてしまう自分が情けない。
萩原さんは、私のことをどう思っているんだろう。大人になり切れていない子供？不愛想なつまらない女？やだよそんなの。
でも、いつ言おう、、。もういっそやめようかな。
「、、ちゃん。」
ただただ怖くて、なのに離れたくなくて、握る手に力が入る。
「Aちゃん？」
「へっ？、、わぁあ？！」
気づけば萩原さんの顔が至近距離にあり、反射でおかしな声が出た。
「疲れちゃった？あそこのベンチで休もっか。」
萩原さんに連れられ、近くにあった水色のベンチに座る。
「お、隣に自販機はっけーん！Aちゃん何か飲む？」
「え、いや自分で払いますから！」
「ジュースくらいいーよ！」
「お金を大事にしてください、、。」
ちょうどのどが渇いていたため、自分の財布を取り出す。
しかし見えたのは一万円札と五千円札。小銭もなかった。
結果、"お金を崩したら必ず返す"という条件の下にジュースを奢ってもらった。
「ありがとうございます、、。」
「いいっていいって！」
ふと横を見ると、とある花が目に入った。
ブーゲンビリアだ。花言葉は確か、、。
「あなたしか見えない、あなたは魅力に満ちている、秘められた思い、、、。」
「Aちゃん？」
「え？」
「今のって、、。」
「え、もしかして声に出てましたか、、？」
まずい！これじゃあ私まるでっ、、！
「ち、ちちち違うんです！この花の花言葉なんですよ！！！」
やだ、私なに恥ずかしがってんの？！
「Aちゃん、ちょっと移動していい？」
「これ、ブーゲンビリアって花で！、、、、え？いいいですけど、、。」
一瞬、萩原さんの顔が赤くなってるように見えたのは気のせいですか？
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甘川カズ子(プロフ) - 77人！！うれしーー！！！！！😭🙏✨ご愛読下さりありがとうございます！！！！！！ (4月19日 1時) (
レス) id: 5770e5aa96 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 44人お気に入り登録ありがとうございます！！！めっちゃ嬉しくて割と本気で自分の目を疑いました、、。ところで皆さん、、、。コメントくれてもいいんですよ？？？？ (1月8日 15時) (レス) @page38 id: e3a40aaa28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘川カズ子 x他2人 | 作成日時：2023年11月13日 23時
