あと2日 ページ40
当日まであと2日。だというのに私は、取り返しのつかない大失敗をしていた。
「萩原さんの仕事が休みの日を把握してない、、。なんなら30日に予定がないか確認の連絡すらしてない、、、。」
困った時はポアロ。
「かくかくしかじかで。安室さん、萩原さんの休みの日って知りませんか、、？」
「何のための連絡先だよ。」
と鋭いツッコミをいれてきたのは、もうすぐある最大イベント(愛子命名)のために有給休暇を入れてくれた愛子だ。
「もしかしてAちゃんって、萩原さんに自分から連絡したことない？」
「ないですできないです、、。」
無理に決まってる。
「父も同じ部署ではありましたが、問題があれば駆けつけて、平日はほぼずっと仕事でしたから、、。」
「ん？それなら土日休みじゃん。」
「そ、、それに、、、。」
「あんたねえ、、、。」
あああ、、呆れたような顔しないで、、。
「今日中に自分から電話かけてね。」
「え、、。」
「じゃないと30日なんもできないよ？」
正論やめて、、、、。
「まあまずは、おいしい紅茶でも飲んで落ち着きましょう。」
来てすぐに注文した紅茶を安室さんから受け取り、一口飲む。
「ありがとうございます、、。」
電話、、、。かけないと、、。
携帯を鞄からそっと取り出して考えること数分。カラン、とポアロのドアが開いた。
「松田！」
「よう。あ、ちょうどいいところに。」
松田さんは愛子の隣の席に座ると、"コーヒー、ブラック頼むわ"と注文する。
「萩原が、Aに聞きたいことがあるって言ってたぜ。」
「え？」
「そろそろ電話くるはずだから答えてやれよ。素直になるんだろ？」
サングラス越しでも分かるしてやったり顔にただちょっとむかついた。
「え、なになんかあったの？」
先日のことを思い出し、羞恥心に襲われる。
「な、なんもない！松田さん、でたらめ言わないでください。」
「ほー？大人にそんな言い方するんだな？いいんだぜ？あの事を言っても。」
やり方が汚い！！！ひどい！！！！！
「あの事って何ー？！！松田さん教えてください！！！！！」
「いろいろあってAの家に行った帰りで萩原に泣きついた。」
「松田さんやっぱり敵！！！！嫌い！！！」
聞いていた梓さんと愛子はやっぱりキャーキャー言ってる。
ｐｐｐｐ．．．
「は、、。」
「噂をすればなんとやらってか。サンキュ。」
安室さんからコーヒーを受け取り、他人事のように呟く松田さんは小指ぶつけてほしい。
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甘川カズ子(プロフ) - 77人！！うれしーー！！！！！😭🙏✨ご愛読下さりありがとうございます！！！！！！ (4月19日 1時) (
レス) id: 5770e5aa96 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 44人お気に入り登録ありがとうございます！！！めっちゃ嬉しくて割と本気で自分の目を疑いました、、。ところで皆さん、、、。コメントくれてもいいんですよ？？？？ (1月8日 15時) (レス) @page38 id: e3a40aaa28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘川カズ子 x他2人 | 作成日時：2023年11月13日 23時
