思わぬ進展(？) ページ35
鞄から鍵を取り出し、ドアを開ける。
「ただいま〜。」
「Aちゃんおかえり！」
即座にドアを閉めた私は悪くない断じて。
え？萩原さん？なんで？いやいやいや、何を言ってんのAA。萩原さんがいるわけないじゃん。大丈夫、大丈夫。
「姉貴何してんの。」
ほらね、いるはずないんだよ。
「なんでもない！」
と、パンプスを脱ごうと玄関に座れば、見慣れない黒い革靴が2足あった。考えることを一旦放棄してリビングへ向かう。
そこにはニコニコで晩ご飯を作る母と、椅子に腰かけた萩原さんと松田さんがいた。
「こ、こんばんは、、。」
「よっ。」
「Aちゃんこんばんは！さっきぶりだねえ。」
「あの、、なぜお2人がここに？」
いてほしくないとかじゃなくて普通に疑問。
「実はね、、。」
《小腹空いたし、コンビニでなんか買うか。》
《俺にくまん。》
《りょーかい！》
「ってことでコンビニに行ったらたまたまAちゃんのお母さんにお会いしてね、これから晩ご飯だからぜひ食べて行って！ってお誘いを頂いたんだよ！」
なるほど、、。
「そうだったんですか、、。」
晩ご飯はサラダと麻婆豆腐。2人とも美味しそうに食べてくれて良かった。
晩ご飯を食べると母は席を立ち、"余りの仕事を終わらせてきます∼"と作業部屋に行ってしまった。
「それで？未婚の姉貴が結婚式に行って何も言われなかったの？」
まだいうかそれ、、。
「萩原さんも松田さんも未婚らしいけど、"命短し恋せよ乙女"っていうじゃん。」
「わたしはまだ19だから。これからなのよ？」
「そうそう。まだ焦らなくていいんだよ？」
「俺達はそろそろ焦らねーとだけどな。」
「まあね。」
弟にも見習ってほしい。
「萩原さん。」
「どうしたの？朔真くん。」
「姉貴もらってくれませんか？」
「へ？！」
「ふふっ笑」
いやなに笑ってんですか松田さん。
「そんでこれから兄貴って呼んでいいっすか？」
「馬鹿なの？！」
「馬鹿は余計。真面目に言ってるし。」
"兄貴"という存在が欲しいあまりについに血迷ったかな、、。
「姉貴って馬鹿だし、すぐキレるし口が悪いときあるけど、、真面目で努力家で世話好きでいいところもあるんす。」
珍しくやけに褒めてくる、、、。
「無理を言ってるかもしれないけど、、。」
「20歳になるまで待とうかな。」
「え？」
「君のお姉さんが20歳になるまで気持ちが変わってなかったらそのときに、、、ね！」
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甘川カズ子(プロフ) - 77人！！うれしーー！！！！！😭🙏✨ご愛読下さりありがとうございます！！！！！！ (4月19日 1時) (
レス) id: 5770e5aa96 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 44人お気に入り登録ありがとうございます！！！めっちゃ嬉しくて割と本気で自分の目を疑いました、、。ところで皆さん、、、。コメントくれてもいいんですよ？？？？ (1月8日 15時) (レス) @page38 id: e3a40aaa28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘川カズ子 x他2人 | 作成日時：2023年11月13日 23時
