124話 ページ18
Aの姿を見た時は、すごく驚いた。
どうしてこんなにボロボロになってるの...!?って。
頭から出た血が固まって髪にこびりつき、腕や足に無数の皮膚が切れた痕を残して。
それでもAは私の前まで来て笑って、私が「どうして?」って聞くと、Aは『後で説明する』と言っただけで、ステージに出る準備をし始めた。
そんなのありえないって思って怒っちゃったけど、それでもAは諦めなくて。
結局は認めたけど、本当はステージに立たせたくなかった。
顔は青白いしフラフラだし、顔色はメイクで隠せても、声と動きには体調の悪さが出てしまうはずだから。
だけど、Aの思いを聞いたら、もうダメって言えなかった。
私はマネージャー失格かもしれない。怪我してるアイドルを無理にステージに立たせてしまうような、最悪なマネージャーかもしれない。
でも、彼女がやりたいことをやらせてあげるのも、私の仕事だから。
言い訳をするつもりは無い。ただ、Aの希望を受け入れたかった。
こうして、Aはステージに立った。
笑って、楽しそうに歌って踊り始めた。
その時はTRIGGERの３人も舞台袖に来ていて、みんな心配そうにAを見つめていた。
そして、2番に入った辺りで全員が心配していた出来事が起こった。
『あっ....』
Aの声がそれだけマイクに入り、前に両膝と左手をついて倒れた。
(どうしよう...ここから、彼女に出来ることなんて...)
もういっそ中断して病院に運ぼうか。
そんなことを考えた矢先、九条さんが小さく「あ...」と声をあげた。
私も八乙女さんも十さんも一斉に九条さんの方を見る。すると、彼は右手に、小さな桜を持っていた。
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みっちゃん(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます! 頑張りますね！ (2019年8月30日 0時) (
レス) id: a5b5550cbb (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いーー！！！！続きが楽しみですー！！更新頑張ってください！！！応援してます！！！！ (2019年8月24日 13時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - ありがとうございますっ!!!どんどんいい作品を作っていけるように頑張ります! (2017年10月25日 21時) (レス) id: a5b5550cbb (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 4部お疲れ様です！番外編も楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2017年10月24日 22時) (レス) id: 0dfb0f50b9 (このIDを非表示/違反報告)
二宮葵(プロフ) - 麗奈♪さん» ありがとうございます!!!これからも応援よろしくお願いします!! (2017年5月28日 8時) (レス) id: a5b5550cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっちゃん | 作成日時：2017年4月30日 22時
