120話 ページ14
そのまま十さんに運んでもらって、控え室の近くまで来たところで降ろしてもらい、そこからはなんとか自分で歩いて控え室へ戻った。
TRIGGERの３人はすぐリハをしないといけないからそこで別れた。時間がないのに、私を助けてくれたんだね。本当に感謝しないと。
控え室のドアを開けて中に入ると、静さんは私を見るなり目を見開いて私にいろんな質問を投げかけた。
「A大丈夫なの!?何があったの!?その怪我大丈夫!?」
『大丈夫です、説明は後でするので、とりあえずステージに出てきます。』
私がそう言うと、静さんはさらに驚いて口を開けて数秒とどまった。
「....ねえ、今の状態わかってる?」
静さんの視線は冷たく、鋭かった。ステージに出ることなんてありえないって言いたいみたい。
「ねえ、今のあなたは、血が流れて固まったあとが体の至るとことにあるのよ。
足も腕も頭も、血が出てたのよ。
それで出ていいわけないじゃない。」
そう言われても、私はどうしてもこのステージには立ちたい。
『...でも、傷口は今塞がってます。衣装は長袖ですし、ストッキングを穿けば腕と足は隠れます。
頭も帽子を被れば...』
「私はそんな話をしてるんじゃない!!」
静さんの目がさらに鋭くなる。
「私は、あなたが心配なの!!そんなに血を流して、自分で歩いてたけどフラフラで、そんな人がステージに立ってどうするの!!?
踊れるの!?歌えるの!?笑顔でいられるの!!?」
息を荒らげてそう言った。そのまま、バツが悪そうに右下を見て唇をかんでいた。
静さんは、本当に私を心配してくれているんだ。私を気遣って、怒ってるんだ。
だから、伝えないと。
私の気持ち。
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みっちゃん(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます! 頑張りますね！ (2019年8月30日 0時) (
レス) id: a5b5550cbb (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いーー！！！！続きが楽しみですー！！更新頑張ってください！！！応援してます！！！！ (2019年8月24日 13時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - ありがとうございますっ!!!どんどんいい作品を作っていけるように頑張ります! (2017年10月25日 21時) (レス) id: a5b5550cbb (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 4部お疲れ様です！番外編も楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2017年10月24日 22時) (レス) id: 0dfb0f50b9 (このIDを非表示/違反報告)
二宮葵(プロフ) - 麗奈♪さん» ありがとうございます!!!これからも応援よろしくお願いします!! (2017年5月28日 8時) (レス) id: a5b5550cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっちゃん | 作成日時：2017年4月30日 22時
