彼のことが、好きなだけ。【カードファイト!! ヴァンガード】 (ページ18)

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太陽みたいな笑顔ページ18

次の日の放課後は、櫂くんと三和くんと一緒にカードキャピタルに行った。

アイチくんはずっと櫂くんが来るのを待っていたみたいで、櫂くんを見た瞬間目を輝かせていた。

私と三和くんは、その2人を一旦放置してカードファイトを始めた。

「「スタンドアップ、ヴァンガード!!」」

三和くんのかげろうに対して、私はバミューダ△で応戦した。

三和くんとのファイトはいつだって楽しい。

お互い笑顔で、アタックして、ガードして、終わった時はもう一回ファイトしたくなる。

「負けちゃった...」

今回のファイトも私の負け。

「あそこで手札温存してたら勝ってたかもな」

「やっぱりそうかな？あー...まだまだ改善できるなあ」

「ま、これからも付き合ってやるからよ
ゆっくり強くなってこーぜ!」

「うん!!」

本当に太陽みたいな笑顔だ。

(あーもう大好きっ...)

にやける顔を隠そうと、左手で口を覆ったら、

「どうした?気分悪いのか?」

なんて、心配してくれた。

「ううん、大丈夫! 大丈夫だからっ!!」

焦って誤魔化して、また三和くんへの気持ちを押し殺した。