演劇少女5 ページ7
貴女「姉ちゃん、疲れてない？」
結月「まだ大丈夫だよ。Aは？」
貴女「余裕だよ」
森の中は足場が不安定だが、ちょっと楽しい
空気は綺麗だし、緑は多い
でも、足場が不安定だから体力が奪われやすい
結月「それにしても良かったの？スマホ置いてきちゃって」
貴女「使えなければ意味がないからね」
結月「でも、森から出たらネットは使えるんじゃ………」
貴女「使えないと思うよ」
結月「どうして？」
貴女「この時代にスマホはないと思うから」
結月「………え？」
それにしても違和感があるな
なんだか、あの猿さんをどこかで見た記憶がある
どこだ、いったいどこで私はあの猿さんを見たんだ
クッ、あんなにも癒される猿さんを忘れてしまうなんて
結月「A、どうしたの？さっきから悩んでるみたいだけど」
貴女「大丈夫。すぐ吹っ切れると思うから」
結月「わかった。あっ、お猿さん待って！」
姉は猿さんを追いかけるように走っていった
私は姉を追いかけるように歩く速度を上げて、草むらから出る
結月「………えっ」
？？達「「「！！！」」」
草むらから出ると、刀を持った人が何人もいた
その刀は私と姉に向けられている
えっ、ちょっ、刃物を向けるのはやめませんか？
怖いんですけど
というか、メガネをかけている人がものすごく部長に似てるんですけど
って、容姿が似てるだけで性格は似てないか
これで性格が似ていたら、あのメガネをかけている人のことを『部長』と呼ぼう
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作者名：ステラ | 作成日時：2018年1月9日 0時
