とある妹が演劇部の副部長である件について (ページ3)

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演劇少女1 ページ3

貴女side

私には大切な姉がいる

姉は料理や裁縫などができて、女子力が高いのだ

しかも美人。誰にでも自慢できる素敵な姉だ

結月「何の曲を聴いてるの？」

貴女「撹乱ロマンチスト」

結月「何それ」

貴女「友達が好きなゲームの好きな軍のテーマソング」

結月「ごめん、わかんない」

だろうな、と思いながらポケットにスマホを入れる

実際のところ、私も友達から教えてもらっただけで詳しいことは知らない

勝手にアプリも入れられたが、チュートリアルまでしかプレイしてない

あれ？友達はどうやってパスワードを知ったんだろうか

教えた記憶はないんだけどな

明日、聞けばいっか

結月「今回はどんな役なの？」

貴女「みんなから怖がられている不死身の騎士役」

結月「どんな物語？」

貴女「それは秘密。言ったら楽しみが減るじゃないか」

私がそう言ったとき、ショッピングモールの電気が消えた

辺りは暗闇となり、子供の泣き声が聞こえる

下手に動くより、その場で立っているほうがいいよね

怪我するわけにはいかないし

そう思いながら、その場に立っていると眩しい光が目に差し込んだ

貴女「………は？」

目を疑った

どうして？

どうして私と姉は森にいるんですか