episode82 決着 ページ32
カルマを人質にして、勝ち誇る平松さん。
カルマは平松さんに拘束されるのが嫌なのか身をよじっています。
「お前はこいつは傷つけられないが、俺はどうしてもいい。そうだろ、チェルベッロ！」
チェルベッロ…？
名前でしょうか？
《はい。殺さない限りどのように扱っても反則ではありません》
あぁ、あのお姉さんのことですか。
「ほらな！どうだ！それでも俺に攻___ウグッ」
いきなり前に倒れこんだ平松さん。
私は何もしていないので、カルマが何かしたのでしょう。
《赤羽様、人質の攻撃は反則と見なすと申し上げたはずです》
…確かに言っていた気がしますね。
知らずにカルマが行動するわけがありません。
どんな言い訳をするつもりでしょう？
「俺は攻撃なんてしてないよ？ナイフを突きつけられてビビったから身をよじりまくってたら、後ろにいたコイツの急所に“偶々”当たっただけだよ。しょうがないでしょ？」
あぁ…。
あの時身をよじっていたのはこれを正当化するためですか…。
確かにこれならギリギリセーフといったところですかね？
というか、美味しいところを全部持って行かれた気分です。
『さて…。後はリングを合わせればいいんですよね？』
蹲っている平松さんに近寄り、首にかけられているハーフボンゴレリングを探す。
すると…。
「うぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁあ！！」
叫んで気力を奮い立たせたのか、私の方へ腕を一気に伸ばしてくる。
それに驚いた私は反射的に全力で殴ってしまった。
…今までの比でないくらい。
『あ…。まぁ…いいですよね』
カルマが横で爆笑しているので、カルマの方へ棒を振り回す。
私はカルマを傷つけてはいけないなんて知りません。
結果的に何も無ければいいんですよ。
あちらが勝手に避けてくれますから。
相手をするだけ無駄だと判断した私は平松さんの元へ戻り、リングを合わせた。
《…雪のリングは島崎Aの物となりましたのでこの勝負の勝者は島崎Aとします》
雪のリング争奪戦に決着がやっとつきました。
______________________________________
携帯没収されたので更新、コメ返が不定期になります…。
申し訳ありません！
できる時にバンバン更新します！
…多分。
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怜弥(プロフ) - ミカゲさん» おめでっと！ 私も一つ続編作ってリボーンの小説書いたよ！ (2015年6月26日 20時) (
レス) id: 2905e395dc (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - 怜弥さん» ウェーイ↑ 続編書けた〜！ (2015年6月26日 20時) (レス) id: c30c90485d (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - 元ヘ音記号です。 続編行くの？ (2015年6月25日 21時) (レス) id: 2905e395dc (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 骸オチに一票ですっ！更新、ファイトですっ！ (2015年6月20日 13時) (レス) id: dfb4dad6ae (このIDを非表示/違反報告)
花 - 面白いです！これからも更新楽しみにしています！カルマ君落ちがいいです！ (2015年6月18日 14時) (レス) id: 31d54a462d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカゲ | 作成日時：2015年4月4日 1時
