5人は今日も夜を駆け回る

事件発生3 ページ26

蒼弥side

目が覚めると、どこかわからないコンクリートの部屋

薄暗くて、よく見えない

縛られて身動きできない、

『やっと、お目覚め？』

誰？知らない人、

「誰だよ、お前」

『自分の立場知ってて言ってるの？捕らわれてるんだよ？、帰してほしかったら、今から言う用件に答えて？』

「はぁ？、何で俺な訳、」

『見えてたんだ、能力使ってたの、君、あのhihijetsの一員だよね？』

「だからなんだよ、意味わかんねぇ」

『用件はねぇ、君の家の場所教えて？』

「誰が言うか、キモっ、」

『ふ〜ん、じゃあ、』

俺の態度が気にくわないのか、殴ってきた、俺は戦闘とか強くない、だから、殴られるのにも慣れてない、なのに、こいつは何回も殴ってくる、

「グフッ、カハッ…」

『早く言えよ？、身のためなんだから、』

「言わねぇよ、俺のせいで、あいつら傷つけっ、ぐっ、」

今度は腹を蹴られた、口が切れてて鉄の味、もう、ボロボロなんだろうな、

『言えって、言えよ！！！』

力任せに蹴ったり殴ったり、虐待かよ

でも、痛いとか、苦しいのは事実で、でも、俺のせいで、兄ちゃんたちや、龍斗を傷つけたくなくて、必死に抵抗したんだ

「お前みたいなキモいやつに、言うわけないだろ、」


『あー、もう、頭きた』

そう言ってあいつが取り出したのは

ナイフ


次々に俺の腕や腹や足を切りつける

「ぅっ、あ、がっ…」

痛い、苦しい


服がどんどん、赤黒くなっていく


ごめん、兄ちゃん、龍斗


弱くてごめん、

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