【アイナナ】再会したら日常が変わってしまった2 (ページ8)

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第55話ページ8

片方の車は電柱に突っ込んでいて、もう片方の車は横転している

そして私が乗っていた車は……

横転している方の車だった

嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！』

私は泣き叫びながらパパたちが乗っていると車に行こうとした

｢ダメ！！音喜多さん！！｣

『いや！！離して！！』

｢おい！誰か、救急車呼べ！！｣

｢警察にも連絡を！！｣

『パパぁ！！！ママぁ！！！』

｢音喜多さん、危ないから！！｣

行こうとした私を先生たち二人が止める

そして他の先生たちも音に気づいたのか、外に出てきて電話をし始めた

車にはまだパパとママが乗ってるはずだ

早く、早く助けなきゃ

『離してよ！！パパたちが車に乗ってる！！』

｢分かってる。今、警察を呼んでるから｣

『それじゃ遅いよ！！』

そう言ってる間に先生たちが車の方に行っている

『早く、早くしなきゃ！！』

ピーポーパーポーピーポーパーポー

するとけたたましいサイレンの音が聞こえてきた

パトカーと救急車が見えた

そして警察の人と救急隊員は担架を持って車の方に走っていく