【アイナナ】再会したら日常が変わってしまった2 (ページ35)

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第82話ページ35

目もきょろきょろしてるし、この人本当に舞台でお芝居してるのかな？

『大我、見たんだね……』

大我｢いや、見たというか……見えたというか｣

『見たんじゃない！』

結局見てるじゃないか！
朝喜のこと言えないじゃん！

大我｢それなら、りっちゃんも見たよ！｣

律｢うん、見たよ。それがなに？｣

大我が自分だけ責められるのは嫌なのか、律に矛先を向けようとした
だけど、律は大我のように焦ることもなくワイングラスを揺らしながら淡々と言った

大我｢え……｣

朝喜｢それがなにってお前……｣

律｢別に隠す必要なんてないじゃないか。見てしまったものは仕方ないのだから｣

そう言ってワインを飲む律に純粋にかっこいいと思ってしまう

『律のそうゆうさっぱりしてるところかっこよくて、好きだよ』

律｢ありがとう、僕も優しくて実は照れ屋な可愛いAが好きだよ｣

『ありがとう、でも照れ屋じゃないからね』

バンッ

律と好きだと言っていると隣で机に音を立てて立ち上がった大我が私を見ている