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高校生の彼が言った通りに少し上がって見ると男の人がカメラを構えて景色を撮っていた。
こんな朝早くからよくやるなぁなんて思いつつもよく見てみると、なんだか知り合いの気がしてきた。
うーん、と、あれ藤崎さんじゃないか？
ほら、あんなにちっさいし、髪の毛とかもろ藤崎さん……
俺はそう理解した瞬間に足が自然と回れ右をしたことに気づいた。
あー、まぁ、確かに昨日の今日で会いたくないなぁ。
俺は家に帰って仕事の用意でもしようと足を進めると。
「おい」
A「っうわぁあ！！」
腕を強い力でひかれ、とても低い声で呼びとめられる。
嘘だろ、気付いてないと思ったのに…。
ギギギッとオイルのないロボットのように首を動かして後ろを見ると上目遣いの藤崎さんがいた。
あろま「なに回れ右してんだべ」
A「え、いや…あーはい」
あろま「丁度良かった肩車しろ」
A「は？」
え？丁度良かった？
ってかなんで肩車…。
昨日の今日で普通に話しかけるかな普通…。
俺はしぶしぶ肩車しようとしゃがむとふいに頭に温もりを感じた。
A「え、ちょ」
あろま「今顔上げたら殺す」
A「はい！！！」
顔をあげようとすればものすごい力で押さえつけられた。
ちょ、首、首折れる！！
あろま「昨日は、お前がゲーム下手くそで俺もイライラしてた」
え？人のせい？
でも、え？とでも言えば本気で殺されそうだ。
黙ってきくしかない。
あろま「まぁ、…これからも付き合いあるだろうしな…一応、謝っとく。悪かった」
A「や、俺も小さいとか本当のこといってごめんなさい」
あろま「よし、そのまま動くなよ」
藤崎さんは頭に乗せていた手を拳にして思いっきり俺の頭を殴った。
ちょっと、え？加減なさすぎ…。
あろま「まぁ、そういうことだ。今日もドルチェに行くから準備しとけよ」
A「はい、」
そういうと頭から手は離れ、俺もしゃがむのをやめて立ち上がる。
藤崎さんは本当にそれだけらしくもう何メートルも先を歩いている。
うん、なんか意外とあっけなかったなぁ…。
俺も帰ろうと後ろを向くと「のっぽ！」と大声で呼ばれる。
悪意あるな…のっぽって、…。
あろま「お前みたいなお荷物があるほうが縛りっぽくてゲーム楽しめそうだから今度ゲームしろよ」
俺はその言葉に少し嬉しさを覚え、大声で返事をした。
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ぴぽぴた(プロフ) - ワロタ、終わりかい (2018年6月15日 21時) (
レス) id: 1350983e5a (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - …見に行ったら終わってました。残念でした。 (2017年8月20日 23時) (レス) id: 55290aa401 (このIDを非表示/違反報告)
マロンクリーム - あぁぁぁ・・・あぁぁぁ・・・＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／続き・・・。ま、まぁ・・・とりあえず、めっちゃ面白かったです( ;∀;) (2017年5月27日 12時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 終わりってなってますけど、完結したんですか。続かないんですか (2017年2月28日 23時) (レス) id: 31b8065b34 (このIDを非表示/違反報告)
彩琶 - 面白かったです続きは妄想でもしてますよ!安心してください (2016年12月22日 1時) (レス) id: e1dd9fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空 | 作成日時：2014年6月24日 20時
