失恋の風は、新しい恋を運ぶ【ｄ！】【学パロ】

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zmside

はぁ、ええなぁチーノ
ショッピ君に好かれてて
ショッピ君の笑顔が向けられる先は俺じゃないんやな
出来れば俺が良かった、なんてな
けど、ショッピ君も失恋したし、俺にもチャンスがあるのでは？
でも、失恋しとる時につけこむなんて大先生みたいなことしたくないし
やっぱり諦めた方がええんかな…

ut「そうとは限らんと思うけどなぁ」
zm「でも、俺はこうした方がいい、と、って大先生やん」
ut「あのゾムさんが恋愛関係で悩む日が来るとはねぇ」

なんやこいつ
しばいたろか

zm「あ？馬鹿にしに来たんか？」
ut「兄貴ちゃうじゃないっすか。まぁ、僕はアドバイスをしに来ただけやで」

女たらしのアドバイスか…
ないよかましやな

zm「で、アドバイスってなんや」
ut「ゾムさんさ、諦めるとかいいよるけど諦め切れんやろ？」

ぎくっ

zm「べ、別に諦めれるし」
ut「ほんまに？」

くっそ
心の中見透かされててイラつく

zm「ま、正直に言うと無理やな」
ut「やろ？やったらその気持ちから逃げたらあかん。ちゃんと向き合ってけじめをつけなあかんねん」
zm「でも、向きあってもどうすりゃええねん」
ut「よくぞ聞いてくれました！ダブルデート(仮)をするんや！」

は？
何いいよるんや、この顔でかは

zm「は？」
ut「僕とゾムとピー君とシャオちゃんでダブルデートするんよ！ゾムはピー君と仲を深められるし、僕はシャオちゃんと仲良くできる。な、ええ考えやろ！」ﾄﾞﾔｧ

どや顔うっざ
でも、良いかもしれんなぁ

zm「俺、同じクラスやしシャオロン誘うわ」
ut「僕がシャオちゃん行きたかったけどいっか。じゃあ、僕がショッピ君な」
zm「行き先どうするん？」
ut「なんとなんと、グルちゃんが二人一組の遊園地チケットを二枚くれたんよ！」

お、ナイスグルッペン
てか、そろそろ授業やん

zm「そろそろ授業始まるで」
ut「え？あ、ほんまや。じゃあゾムにチケット一枚渡しとくわ」
zm「おん、あざっす」
ut「ほんじゃバイバイ」
zm「バイバイ」

ショッピ君と遊園地か
楽しみやな

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