失恋の風は、新しい恋を運ぶ【ｄ！】【学パロ】 (ページ12)

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◆９ページ12

zmside

ちゃんと謝らないと
そう思いショッピ君を呼ぶが

zm「ショッピ君！」

呼び掛けてもショッピ君は止まってくれない
あんなことをしてしまったんや
当然の事…そう、当然の事なんや
だから何も悲しくない
悲しんではいけない
俺が悪いのだから
でも、

zm「嫌やなぁ…ｸﾞｽｯ」

自分で壊したくせに
今までと同じように喋る事も
あの無邪気な笑顔を見る事も
尊敬という名の煽りを見る事も
ゲームでツーマンセルを組む事も
無理なんだ…
全部全部無理なんだ…

tn「ゾム～？授業始まる…ってどうしたんや!?」
zm「トン、トン…？」
tn「せ、せやけど、なんで泣きよるんや？」
zm「別に泣いとらん…」
tn「いやいや、泣いてますやん。そろそろ授業始まってまうけど、どうする？休むか？」

この状態で授業受けても意味無いやろうし休もっかな

zm「休む」
tn「分かった。シャオロンに先生に言うように言っとく。俺は…エミさんに言っときゃええか」
zm「トントンも休むん？」
tn「流石に泣きよる友達置いて授業受けるほど俺は薄情者やないで」
zm「…そっか、ありがと」

いい友達を持ったな
…出来ればいい恋人も持てたらいいな

tnside

俺達は授業を休み空き教室に行く

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

tn「で、何があったんや？」
zm「実は…ショッピ君にキスしたんや」
tn「え？」

ショッピ君はまだ俺の言葉の意味を気付いてないような感じだったのに付き合えたのか？

tn「…良かったやん？」
zm「付き合ってないからな？」
tn「は？」
zm「いや、だから付き合って無いのにキスしてもうたんよ…そのせいで無視されたし、素っ気ないし、俺ショッピ君を傷つけちゃった…」

かける言葉が分からなかった
恋人のいる自分には好きな人への気持ちが抑えられないというのは物凄く共感できる
俺も抑えられなくて告って運良く付き合えた感じだし
でも、一つ確認したい

tn「ゾムはどうしたいん？」
zm「え？」
tn「やから、ショッピ君とこれからどうなりたいんって言ったんよ」
zm「…前みたいに遊んだり、笑い合いたい。欲を言えば…付き合いたい」
tn「それでええ。ちゃんと謝って気持ち伝えたらいいんや」
zm「でも、避けられてるし…」
tn「そこは俺がどうにかするから、ちゃんと謝って気持ち伝えるんやぞ？」
zm「どうせフラれるし…」
tn「はぁ？フラれたからって終わりや無いやろ？そこからが本番や」
zm「…道程の癖にええこというやん」
tn「黙れ、卒業する相手居るわ。で、結局どうすんの？」