検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:4,257 hit

13. ページ13

.





風「さっきの伊藤さんが気にしてた日菜のことなんだけど、好きな遊び、ってやつね。あれ、人形遊びが好きなのは本当。ただ、1番好きな遊びはおままごとなんだよね。」









風「日菜のご両親が事故で亡くなったのは知ってると思うんだけど。まだご両親がいた頃、日菜はよくおばさんとままごとをしてた。でも亡くなってからは自分がお母さん役をするのも、相手にしてもらうのも、悲しくなるのかままごと自体することがなくなった。」









風「あと、よく絵も描いてたな、でも描いても人を描くことは減った。普段俺の前では明るく振る舞ってるけど、やっぱりダメージはでかいんだよな。当たり前だけど。」









風「傷が癒えることはないかもしんないけど、少しでも日菜が楽しいと思えるようにしてやりたいんだよね。」









少し切なそうに笑いながら話してくれる菊池くん。










風「…ちなみに俺が何で日菜と暮らしてるか気になる?」









「え!?いや〜…」










それはずっと気になってますけど…!?
なんなら1番最初に気になりましたけど!?
でもそんなデリケートな事ズバズバ聞ける精神や肝は持ち合わせていないんで…!!









風「ぶは、めちゃくちゃ気になるって顔に書いてますけど。ほんっと素直だよね、おもろいなー。」










そう言って笑う菊池くんに「ちょっと!」とわざと怒ったように笑いながら伝えると「ごめんて、優しいから聞きにくいと思ってくれてたんだよな、」なんてじ、っと見つめられて優しく言われるんだもん、ずるい。そんなの許しちゃうよね。








風「面白い話でも良い話でもないけど聞いてくれる?」









「も、もちろん!」

14.→←12.



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 菊池風磨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:莉紗 | 作成日時:2022年10月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。