07. 目の前に広がる景色 ページ9
*
目覚ましの音が聞こえる。
重たい体を起こし、学校に行く準備をする。
なんだか気味の悪い夢を見た気がするが、全く思い出せない。
とにかく、学校に行く準備をしよう。
「……よし! 行こう」
……それにしても、香ちゃんが言ってた事は本当なのだろうか。
もし、本当だとしたら……
__やめよう。考えるのはやめておこう。
いろんな事を考えてるうちに学校についてしまった。
ドアに手をかける。
しかし、何かがおかしい。いつもは騒がしいほど
みんなの話し声や笑い声が飛び交っているのに……
「……っ」
嫌な汗が流れる。
私はそっとドアを開けた。
「……ぁ、ひっ、きゃああああああ!!!!!!」
目の前に広がる景色は、真っ赤に真っ赤に染まる
血だらけになった教室だった。
「あっ、うっ……」
この景色、どこかで見た景色……
そうだ。夢だ。夢で見た景色だ。
やけに生々しい夢、まさか、現実で起こるなんて……。
__その時、誰かが後ろにくる気配がした。
**next
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雛 - すんごい面白かったです! (2018年8月31日 21時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
rio@リナ(プロフ) - いろいろ忙しくて、しばらく更新できませんでした。すみません。そして、今まで読んでくださってありがとうございました! (2015年9月29日 18時) (レス) id: 8ef7d52d8a (このIDを非表示/違反報告)
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