33 ページ35
涙を流した夜、零くんはずっと私を抱きしめていてくれた。
寝る時も、1人じゃないからと言って、ずっと、ずっと……
目を覚ましたら、おはようと言ってくれた。
私が起きるまで、ずっと横にいてくれてたらしい。
『ありがとう、傍にいてくれて。』
零「俺が茉優を離したくないだけだから。」
自分の意志で、私の隣にいてくれてたなんて……
『ご飯作るね』
零「あぁ、頼んだ。」
朝食を作り終え、2人で食卓を囲っていると、昨日の母のことを思い出した。
明後日は母の命日で、実家に戻ってお墓参りに行かないと。
そうなると泊まりになっちゃうな。
零くんに伝えないと。
『零くん、明後日お母さんの命日で実家に戻らないといけないから家開けるね。』
零「了解、気をつけて。久しぶりに家族でゆっくりするといい。」
『ありがとう。』
こんな素敵な旦那さん、なんでお母さんに見せれないんだろう。
天国から見てくれているのかな?
お母さんのことを考えるといつもそう思ってしまう。
零「じゃあ、俺はそろそろ行く。」
『いってらっしゃい』
触れるだけのキスをして、零くんは出勤して行った。
今日もポアロは休みだし、何しよう。
ハロと寝ちゃいますか。
朝日を浴びて、ハロと眠るのはこれで何回目だろう。
眠っている間に零くんからの電話が何回もかかってきていた。
その履歴を見ていると、また電話がかかってきた。
『もしもし?何かあったの?』
零「茉優悪い、机の上にある封筒届けに来てくれないか?」
机の上にはいかにも重要そうな封筒が。
『分かった、20分くらいで着くと思うから待ってて。』
電話をきり、急いで準備をし、家の前でタクシーをひろい零くんの元に向かった。
326人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【ト/リ/ッ/プ】疑われるような事しか言えない私はこの世界で生きていける気がしな...
【ト/リ/ッ/プ】疑われるような事しか言えない私はこの世界で生きていける気がしな...
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
深雪 - しゅじんこうといぬのはろのいちにちのようすごしたかよみたいです。 (2019年6月15日 17時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者 - おめでとうございます!いつも応援して下さって嬉しいです!よい1年になりますように(-人-) (2019年6月12日 16時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - きょうわたしのたんじょうび。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者 - ジンの話書きました!題名は復讐相手とRendezvous。ぜひ読んでください! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
利香信者 - もうすぐジンの話も書くと思うので、そちらも見てくれればと思います! (2019年6月9日 23時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:利香信者 | 作成日時:2019年6月1日 22時