狼耳少女と白い怪盗 (ページ12)

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10話耳快斗side ページ12

目を開けると、目の前にフサフサしている灰色のものが見えた。

起き上がりよおく見ると、Aの頭に灰色の耳が二つ付いていた。

Aは机の突っ伏している形で、寝ている

決して俺を驚かせようとしているものでは無いらしい。

パサパサ

音がした方を見て見ると、綺麗な銀色の尻尾が生えていた。

まるで、狼人間じゃないか？

狼？

そ言えば、怪盗ヴォルフも耳と尻尾が付いていた。

Aが怪盗ヴォルフだった場合俺が、キッドという事も知ってるだろう。

キッドの俺を高校生と言ったぐらいだ。

Aは怪盗ヴォルフなのか？

怪盗ならば、なぜ怪盗をしているのか？

耳と尻尾は何か？

聞きたいことは、山ほどあるが俺達に言ってない事だから話したくない事なのだろう。

俺は、置き手紙を残して家を出た。

今度あったら怪盗ヴォルフにつけ耳か聞こう。

そうすれば、真実がわかるかもしれない。