真実は虹よりも (ページ2)

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現実ページ2

咲「ねぇ、名前ー。そんなとこ登ってたら危ないよ？落ちても知らんからね!!!」

貴「大丈夫だよー！うち運動神経良いし!!!ほら、スキップだってこのとーり！」

そう。あたしは学校でも1番くらいの運動神経をもっている。

帰宅部だけど、バスケ部とか陸上部に助っ人を頼まれることもたくさん。

その度に入賞して、みんなにありがとうって言われる。それって、なんかいいよね。

貴「ねえ、咲良。あたしってみんなの注目の的だよね！」

咲「あんた、調子乗ってるとほんとに「あ!!!!!!」

咲「ほらいった、だから調子乗るなって…って名前！？どこいったの？ねえ!!!」

地面に足がつかない。

感じるのは風だけ。

それと…

咲良の声。

あたし、死ぬの？

痛みは感じず、意識を失った。

ここからだった。

今思うと、あれは任務。

役目だったんじゃないかって

わたしと

ブルーのあの人にしか

できない大事な大事な役目。