好き 3 ページ3
貴方side
徹はかっこいい…
だからたまにこんな私のこと忘れて捨てられちゃうんじゃないかな、とか考えちゃったりする
そうなったら
「許さないんだからね…」
及川「へ？及川さんなんかしたっ⁉」
「ううん…なんでもない」
及川「そっかー」
ほら、やっぱりかっこいい…笑った顔も真剣な顔も
普段はちゃんと言えないけど…
「好きだよ」ボソッ
及川「っ⁉」
「どうかしたの…？」
及川「い、今好きって！」
「ウソッ！口に出てたの…⁉」
そう言うとニヤッと笑う徹が見えた
及川「へー…思ってもくれてたんだー」
「〜っ///」
及川「ありがとう…」
「ば、バカ！耳元で言ってこないで！」
及川「やーだ」
「もう…許さないんだから…」
及川「あはは…ごめんね〜」
そんな顔しないでよ…
私、徹にベタ惚れだなぁ
「…許してあげる」
♦
及川「Aは俺のこと大好きだよねー？」
違うって言おうと思ったけど…今日だけでも素直になってみよう…
「うん…大好き」
及川「なんなのー？今日デレ期なの？可愛い過ぎなんだけどっ！！」
「うるさいなぁー///」
及川「こっち向いて？」
「ん…？」
チュッ________
「へ…//」
触れるだけの優しいキスをしてきた徹…
及川「お返しっ」
なんて悪戯に微笑む彼は普段の何倍もかっこいいです…！
「別に…いつでも、してくれて良いんだからね…」
小さい声で言ってみた
及川「あーっ可愛いこと言うなぁ…！」
及川「歯止めきかなくなっちゃうから、止めとくっ！」
「っ！聞かなくてよかったのに//」
及川「Aの言うことはなんでも聞こえちゃうんだよな〜」
自然と笑いが込み上げてきた
「ふふっ…なにそれ」
そうしたら徹が私の顔をじっと見てきた
及川「あぁヤバイ、その顔…超好き…」
「もう、してあげない…//」
及川「でも、そーいう顔も好き」
♦
「徹も私のこと大好きだよね…？」
及川「うん、大好きだし愛してるよ？」
顔が赤くなっていくのを感じて今更自分で聞いたことを後悔している私
及川「かわいいなー！絶対はなさないから…」
「可愛くないし…//」
どうやら、捨てられる心配はないようです…！
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作者名：夢兎 | 作成日時：2016年12月5日 21時
