ヒロイン辞めます【wrwd】

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教室に戻って感じた違和感は1つ。



私に話しかけてきてくれた女子生徒達が一瞬
...ほんの一瞬だけ敵意の目を向けてきたことだ。





zm「俺今日の放課後生徒会室行かなあかんねんけど、Aはどうする？先帰ってる？」




女子生徒達の視線に気づいてないゾムは
いつもの調子で話しかけてくるので
私はモヤモヤしているこの気持ちを誤魔化して答えた。




『うん、今日用事あるから先に帰っとく

生徒会頑張ってね！！』


zm「おう！じゃあまた明日な！！」




ブンブンと手を振って自分のクラスに戻るゾムを
しばらく眺め、自分の席に戻ろうとしたが




『...えーっと、この席使ってる？』


「はえっ！？もしかしてこの席キミの！？」




何故か攻略対象のロボロくんが私の席に座っている。


いや、まぁコネシマくんと話すために私の席に
座ったんだろうなぁとは想像がつくけれど。


なんでロボロくんはこんなに驚いているのだろう




rbr「コネシマお前っ！

この席男のやって言うとったやろ！！」


kn「あーっはっはっはっはっ！！

こんなんで怒るとかお前ほんまチェリーボーイやな！！！！」


rbr「言うたなお前！！！後で覚悟しとけ！！！」




ロボロくんは耳まで真っ赤に染めながら私の席から
立ち上がり、丁寧に座る所を手で払ってから
私に席を返してくれた。




rbr「ほんますまんな、嫌やったやろ？

知らん男に椅子使われて」




『へ？』

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