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27.心が痛い ページ26
すぐに思い浮かんだのは
昨日のキヨと見た観覧車からの景色だ
思い浮かんだのがわかったのか
フジ｢その人がAの好きな人なんじゃない？｣
と答えた。
初めて好きという感情が芽生え、溢れて
Aは苦しくなって泣いた
フジ｢だ、大丈夫…？｣
友達に戻ってからも今まで通りに優しいフジに更に涙が出る
痛い、心が痛い。
キヨもずっとこんな感じだったのだろうか。
だとしたら凄く辛い思いをさせてしまった
キヨにされて嬉しかった事や、恥ずかしかった事は全部全部好きだからなんだ。
好きってこんな感じなんだ
A｢フジ…本当にごめん｣
フジ｢良いんだよ。俺はこれからも友達として傍にいるから。ほら、行っておいで｣
と背中をポンと叩かれた
支えてくれるフジに感謝をしながら
キヨに今から会いに行っていいかLIMEで聞くと
｢Aからなんて珍しいな、どうした？｣
と来た。
｢それは会ってから話す｣
直接言いたかったのでそう返すと
｢わかった、気をつけて来いよ｣
既読を付けてスマホをしまう
そして涙を拭いてフジに背中を押されながら
Aはキヨの家へ向かった
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作者名：そら | 作成日時：2015年10月23日 3時
