私はあんたらの可愛いマンネじゃない 2

49 JNside ページ3

ジンside





オーディションは結構大規模な物で何週間もオーデ
ィションがあるから




落ちても落ちてもまたオーディションにくる子がいるらしい。





すごいな。




僕には無理かもしれない。







でも今なら気持ちが凄く分かる。






諦めたくない。






もう世界からの信頼を取り戻す事なんて無理だろうけど。







それでも僕自身が「後悔」をしないように生きていく。









オーディションの様子を見に来た。



JN「失礼します。」


社長「あぁ、ソクジン、お前を見ててくれないか?」



JN「はい、もちろんです。」







以前ならオーディションに行けば沢山の歓声を浴びていただろう。









今は僕を白々しい目でみてるくる────









という訳でもなく、僕の事には一切興味なしで自分の事に精一杯








当然だよね....。






ちょっとだけ期待した僕が馬鹿みたい...。





仕方ないか....。








みんな歌って踊って特技をアピールしていく.....









うわぁ、凄いな




絶対僕、いやジョングギよりも筋肉もりもりだよ....









僕よりもはるかに実力の高い人達ばっかり..







なのに社長は



社長「不合格...」








そういって次々に落としていくんだ......。




悔しそうに帰っていく子
泣きじゃくって帰っていく子






いろんな子がいる。





社長は何を求めているの?









.........Aだよね.....。







Aのように全てにおいて完璧な人。









Aを見ていると自分が凄く情けなくなっちゃって







そんな僕を自分だと認めたくなくて








Aの存在を否定したくなってしまうんだ。

50→←48 JNside

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す